ガートルード・ジェキルの育て方|特徴・剪定・夏越し
ガートルード・ジェキルは、濃いピンクの花と強いオールドローズ香を楽しめるイングリッシュローズです。勢いよく伸びる半つる性で、剪定と誘引によって木立風にも低いつる風にも仕立てられます。
花弁の多いロゼット咲きで、春を中心に繰り返し咲きます。東京の暑い夏は開花を追いかけず、葉と根を守りながら秋へつなげましょう。
ガートルード・ジェキル
ガートルード・ジェキルは、鮮やかで輝くようなローズピンクの大輪と、豊かに広がる強い香りが魅力のイングリッシュローズです。
濃厚でバランスのよい香りを一緒に楽しめる、香りを重視する方には特に魅力の大きな品種です。

ガートルード・ジェキル@ac画像

ガートルード・ジェキル@ac画像
タイプDのバラ |
タイプDの特徴
株には十分な生育力がありますが、夏の葉傷みを少なくして秋花につなげるには、少し管理のコツが必要です。
特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意します。
うどんこ病・黒点病がでやすい傾向があります。無農薬志向の方にはお勧めできません。
初心者の方は、まずタイプA・B・Cから育て、バラ栽培に慣れてからタイプDに挑戦するのがおすすめです。
30秒で分かるガートルード・ジェキル
| 作出 | 英国・デビッド・オースチン、1986年発表 |
|---|---|
| 系統 | イングリッシュローズ(シュラブ、半つる性) |
| 花色 | 濃いピンク |
| 花の大きさ | 大輪、約9~11cm(栽培条件による) |
| 花形 | 花弁の多いロゼット咲き |
| 香り | 強いオールドローズ香 |
| 開花性 | 返り咲き。春の花が中心で、秋花の量は環境や仕立て方で変わります |
| 樹高・樹幅 | 木立風では高さ約1.1~1.5m、幅約0.9~1.2m。つる風では枝を約2~2.5mまで利用する例もあります。 |
| 樹形 | 勢いよく伸びる半つる性。枝にはとげがあります |
| 向く仕立て | 地植えの木立風、低いフェンス・トレリスのつる風。鉢植えは大きさと水切れに注意 |
| 育てやすさ | タイプD。生育力があり、香りも魅力的です。夏の葉傷みと病気、枝の大きさに配慮します。 |
良いところと注意点
良いところ
- 濃いピンクの大輪と、豊かなオールドローズ香を楽しめます。
- 木立風にも低いつる風にも仕立てられ、庭の広さに合わせて選べます。
- 春の花は存在感があり、返り咲きも楽しめます。
育てる前に知っておきたいこと
枝の伸びが強く、とげもあります。小さく保つには毎冬の剪定が必要です。病気や夏の高温で葉が減ることがあり、秋花は春ほど多く咲かない場合があります。低いつる仕立てでは枝を長く残すため、木立風より場所と誘引の手間が必要です。
ガートルード・ジェキルの育て方
植える場所
日当たりと風通しのよい場所に植えます。半日陰にもある程度対応しますが、花つきは日照によって変わります。東京の真夏は西日と鉢の高温を避けましょう。木立風は周囲に約1m以上、低いつる風は幅1.5m程度を使える場所が管理しやすい目安です。
鉢植えと地植え
鉢植え
育った株は10号前後の鉢を目安に、根の張りに応じて段階的に鉢増しします。枝が長くなりやすいため支柱を用意し、真夏の水切れに注意します。動かせる鉢の重さも考えて選びましょう。
地植え
水はけがよく、枝を伸ばす余地がある場所を選びます。低いつる風にする場合は、高さ約1.5~1.8mのトレリスや低いフェンスに誘引できる場所が向きます。
水やり
地植え
植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは十分に水を与えます。
鉢植え
鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。真夏は朝の水やりを基本にし、夕方にも乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨の予報だけで判断せず、実際に鉢土が湿っているかを確かめましょう。
ただし、真夏の鉢バラは別です。30℃以上の高温が予想される日は、朝の時点で鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐため、朝の涼しい時間帯に十分な水を与えましょう。
雨の予報があっても、十分な水を与えましょう。予想が外れると水切れで根に損傷を生じます。
夕方にも鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加で与えます。
肥料
以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減してください。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥300g
- 6月頃 一番花後150g
- 9月頃 秋の追肥150g
小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。
年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。これですべて賄えます。送料・消費税込み。
鉢植え
3~6月と9~11月は、月の前半に月1回程度を目安に与えます。東京などで高温が続く7月・8月は原則として施肥を控え、株を休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定① 木立バラ風に仕立てる
毎年冬に長く伸びた枝を切り戻し、支柱で枝を立たせます。東京では1月下旬~2月中旬頃、枯れ枝・細い枝・交差枝を整理し、充実した枝を株全体で約80cm~1.2mを目安に整えます。強く切りそろえるのではなく、前年の伸びと株の体力に合わせます。若株や夏に葉を失った株は、枝を長めに残してください。
春の花後は花がらを取る程度か、葉を多く残す浅切りにします。夏剪定は必須ではありません。元気な株だけ9月上旬頃に枝先を5~7cmほど整え、弱った株は見送ります。木立風は枝先にも花をつけやすく、秋花を見たい場合に選びやすい仕立てです。
剪定② コンパクトなつるバラ風に仕立てる
冬に元気な長い枝を数本選んで残し、高さ約1.5~1.8m・幅約1~1.5mの支柱やトレリスへ斜めにゆるく誘引します。枝の先を無理に曲げたり、固い枝を水平に倒したりしないでください。主枝から出た花枝は、花後に葉を残して浅く整えます。
翌冬は枯れ枝や込み合う古枝を少しずつ整理し、若い枝と入れ替えます。毎年すべての枝を80cmで切ると、その年のつる風の骨格が残りません。長い枝を残す分、春の見栄えを楽しみやすい一方、秋は花が少なめになることがあります。枝が手の届く高さを超えたら誘引先と枝数を減らしましょう。
高温化した日本での夏越し
- 真夏は、朝の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えます。30℃以上の高温が予想される・雨天が予想される日は、鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐために朝の水やりを行いましょう。
- 強い西日や鉢の高温を避け、必要に応じて遮光、二重鉢、マルチングなどを行います。
- 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘み、株を休ませる方法もあります。この方法では、四季咲きバラも春と秋を中心に咲かせる育て方になります。高温化した日本の夏は、バラにとって厳しい環境になりつつあります。
- 7月・8月は原則として肥料を控えます。日頃の管理とともに、キトサン溶液「ばら専科」を土壌灌水に使用し、夏の生育環境づくりに取り入れる方法もあります。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。
夏に花を咲かせ続けることより、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先します。
病気の葉があっても慌てないでください
病気にならないバラはありません。ガートルード・ジェキルも栽培環境によって葉に病気が出たり、落葉したりすることがあります。
葉が数枚傷んでも、直ちに栽培の失敗ということではありません。
病気になった葉でも、緑色の部分が残っていれば光合成を行っています。無理に取り除かず、自然に落葉するまで残してもかまいません。葉を取りすぎないことが、株の生育を守ることにつながります。
病気が広がり、株の生育に影響する場合は、バラ用農薬を、ラベルに従って適切に使用してください。
ガートルード・ジェキルの夏管理に「ばら専科」
強い香りと春の花を楽しむためにも、夏の水切れ、西日、鉢の高温に注意して、葉をできるだけ残します。長い枝を使う仕立てでは株全体を遮光しにくいため、植える場所を先に考えておきましょう。
まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。
キトサン溶液「ばら専科」は、こうした基本的な夏管理とあわせて、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
夏の水切れや強すぎる日差しに注意しながら育てるガートルード・ジェキルの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい
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