デュエットバルコニアの育て方|特徴・剪定・夏越し
デュエットバルコニアは、白からアイボリーの地色に赤や濃いピンクが重なる、華やかな複色のバラです。木立性のフロリバンダローズで、ひと枝にいくつも花を咲かせます。
花びらの縁に色が入る覆輪の花で、つぼみから開花までの色の変化も楽しめます。花首がしっかりしていて、花が上を向いて咲くのも魅力です。
樹高は約60~90cmとコンパクトで、鉢植えや小さな花壇にも取り入れやすい品種です。

デュエットバルコニア@ac画像

デュエットバルコニア@ac画像
タイプBのバラ
タイプBの特徴
バラの中でも初心者にも育てやすいタイプです。
病気に強いバラでも、黒点病などにかかることはあります。
水やりや肥料、夏の暑さ対策など、基本のお手入れは必要です。
タイプA:できるだけ手間をかけずに育てたい方向き
タイプB:少し手をかけながら、きれいに育てたい方向き
※タイプA・B・C・Dは、清水園芸店独自の育てやすさ分類です。耐病性・耐暑性の2点より判断しています。
30秒で分かるデュエットバルコニア
| 作出・発表 | ドイツ・コルデス、2017年発表 |
|---|---|
| 系統 | フロリバンダ(FL・房咲きのバラ) |
| 花色 | 白~アイボリー地に赤~濃いピンクの覆輪。咲き進むにつれて色合いが変化します。 |
| 花の大きさ | 約7cm |
| 花形 | 剣弁高芯咲きから、開くにつれて丸みを帯びる八重咲き・房咲き |
| 香り | 微香。香りは控えめです。 |
| 開花性 | 四季咲き。夏に休ませる場合は春と秋を中心に楽しみます。 |
| 樹高・植え付け間隔 | 樹高約60~90cm。株間は80~100cm程度を目安にし、枝葉の広がりに合わせて調整します。 |
| 樹形 | 木立性・半横張り性。低めにまとまり、枝が横にも広がります。 |
| 向く栽培方法 | 鉢植え・地植え。ベランダや小さな花壇にも取り入れやすい品種です。 |
| 育てやすさ | タイプB 病気に強く、コンパクトで育てやすい品種です。暑さにも比較的強いとされていますが、真夏の水切れや鉢の高温には注意します。 |
良いところと注意点
良いところ
- 白地に赤や濃いピンクが重なる花色で、一輪ごとの色合いの違いを楽しめます。
- 花首がしっかりしていて、房になった花が上を向いて咲きます。
- 樹高が低めにまとまり、鉢植えや小さな花壇にも向いています。
注意点
- 香りは控えめです。強い香りを楽しみたい方は、その点を確認して選びましょう。
- 花色は季節や気温、咲き進み方によって変わり、赤や濃いピンクが強く出ることもあります。
- 背丈は低めでも枝は横に広がるため、隣の植物と葉が重ならないようにします。
- 病気に強い品種でも、病気が出ないわけではありません。葉の状態を見ながら手入れしましょう。
黒点病が出ても慌てず、葉を取りすぎないようにしましょう。
○葉に黒い斑点が出ても、すぐに「枯れてしまう」と心配する必要はありません。元気な株なら、一部の葉が落ちても、新しい葉を出して再び花を咲かせることがあります。ただし、落葉が続く場合や株が弱っている場合は、栽培環境や対処方法を見直しましょう。
○夏の水やりだけで精いっぱいで、ほかの手入れに手が回らないなら、株数を減らすことも考えてみましょう。無理なく世話できる数にすると、一株ずつ様子を見る余裕が生まれ、小さな変化にも気づきやすくなります。
○黒い斑点を見つけるたびに葉を取ると、株が丸裸になってしまうことがあります。緑の部分が残っている葉は、光合成で株を支えています。葉を残す場合は周囲への広がりにも注意し、落ちた病葉はこまめに拾って処分しましょう。
デュエットバルコニアの育て方
植える場所
午前中を中心に4~6時間ほど日が当たり、風通しのよい場所を目安にします。コンパクトな品種ですが、花をよく咲かせるには日照が必要です。
真夏に強い西日が長時間当たる場所では、葉や鉢が高温になりやすいため注意します。ベランダでは、壁や床からの照り返しにも気を配りましょう。
隣の木立バラとは、株の中心から中心まで80cm~1m程度を目安に間隔を取りましょう。デュエットバルコニアは枝が横にも広がるため、成長して枝葉が重なる場合は、さらに間隔を広げ、風が通る余地を残します。
鉢植えと地植え
鉢植え
苗の根鉢に合う鉢から始め、成長に合わせて植え替えます。成長した株では8号鉢程度を一つの目安にし、根の張り方や水切れの早さに応じて10号鉢も検討します。8号は直径約24cm、10号は約30cmです。
最初から大きすぎる鉢にせず、土の乾き方と根の育ち方を見ながら選びましょう。移動が必要な場合は、土と水を含めた重さも考えてください。
鉢を並べるときは、横に伸びる枝や葉が隣の株と重ならないようにします。
地植え
水はけがよく、雨の後に水がたまり続けない場所に植えます。背丈が低めなので、花壇の手前側など、ほかの植物の陰になりにくい位置に向いています。
建物やほかの植物に近づけすぎず、葉の周囲に風が通る余地を残します。
水やり
地植え
植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは、土深く水が浸透するまで十分に水を与えます。
今は地植えでも水不足が起きやすくなっています。
鉢植え
普段は鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。受け皿にたまった水は捨てましょう。
真夏は朝の涼しい時間帯に鉢土を確認し、日中の水切れに備えましょう。
暑くなる日や、日差し・風が強い日は、鉢土が乾きやすくなります。表面に多少湿り気が残っていても、日中に水切れしやすい鉢には、朝に十分な水を与えます。ただし、鉢土全体が十分にぬれている場合は、追加する必要はありません。
夕方にも確認し、土が乾いていたら追加します。
雨予報でも、鉢に十分な雨が入るとは限りません。予報だけで水やりを省かず、実際の鉢土の状態で判断しましょう。
肥料
以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。ほかの肥料は、それぞれの使用方法に従ってください。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減します。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月:寒肥300g
- 6月頃:一番花後150g
- 9月頃:秋の追肥150g。暑さが続く場合や弱った株は、涼しくなり生育が戻ってから与えます。
年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。送料・消費税込み。
※上記は地植え成木【樹高1m以上】の施肥例における計算です。小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。
鉢植え
3~6月と9~11月は、月1回程度を目安に与えます。7月・8月は原則として施肥を控えます。秋も、暑さが続く場合や株が弱っている場合は、再開を急がないでください。
- 7号鉢:20g程度
- 8号鉢:30~40g程度
- 10号鉢:50~60g程度
- 12号鉢:70~80g程度
剪定・木立仕立て
○冬はコンパクトな樹形を整えます
東京では1月下旬から2月中旬頃が冬剪定の目安です。枯れた枝、傷んだ枝、細く弱い枝を取り除き、内側へ伸びる枝や交差する枝は、混み具合に合わせて整理します。
デュエットバルコニアは、低めにまとまり、枝が横にも広がる品種です。無理に直立させたり、つるバラのように枝を長く伸ばしたりせず、自然な広がりを生かして整えましょう。
元気な成木は、株全体の高さをおおむね半分程度にすることが一つの目安です。もともと背丈が低いため、数字だけで判断して短く切り込みすぎず、各枝に充実した芽を残します。すべての枝を同じ高さにそろえる必要はありません。
若く枝数が少ない株や、夏に葉を多く失って十分に育っていない株は、深く切らず、今の高さの約3分の2を残す程度の浅い剪定にします。著しく弱っている株は、枯れ枝の整理など必要最小限にとどめます。
○春は花を楽しんだあと、葉を多く残して切ります
房の中で咲き終わった花から、花首のところで順に切り取ります。房全体が咲き終わったら、その下の元気な葉と芽を残して軽く切り戻しましょう。
花がらを切るときは、必ず「5枚葉の上」で切ろうとしなくても大丈夫です。元気な葉を多く残し、しっかりした芽の少し上で切ることを目安にしましょう。特に弱った株は、花のすぐ下で切る程度にとどめます。
○夏はつぼみを摘み、株の体力を保つ。
暑さに比較的強い品種でも、鉢の高温や水切れが続けば弱ります。夏の花は暑さで小さくなったり、花色や花形が春と変わったりすることもあります。
四季咲きのバラも、夏はつぼみを摘み、主に春と秋の花を楽しむ育て方がおすすめです。暑い夏に無理に咲かせず、株の体力を保って秋の花につなげましょう。
○夏剪定は株の体力に合わせます
夏剪定は、秋の開花時期をそろえるために枝先を切る作業です。すべての株に必要な作業ではありません。
東京では9月上旬が一つの目安ですが、その年の暑さや株の状態によって調整します。遅く切るほど、寒くなるまでに花が咲ききらないことがあります。
葉が多く元気な株は、必要に応じて枝先を浅く切ります。デュエットバルコニアは枝が短くまとまるため、一律に5~7cm切ることにこだわらず、葉を十分に残せる位置で軽く整えましょう。
葉が少ない株や、暑さで弱っている株は、無理に剪定せず、回復を優先しましょう。
暑い夏を越すための工夫
- 強い西日や鉢の高温を避けます。必要に応じて遮光ネット、外側にもう一つ鉢を置く二重鉢、土の表面を覆うマルチングなどを取り入れます。
- ベランダでは、床や壁からの照り返しにも注意します。鉢台などを使い、鉢底の排水と風通しを確保しましょう。
- 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘んで花を咲かせず、株の負担を減らす方法もあります。四季咲のバラでは実質的に春と秋の2季咲きになります。
- 高温が続く7月・8月は原則として肥料を控え、無理に成長や開花を促さないようにします。
夏には咲かせず、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先しましょう。
デュエットバルコニアの夏のお手入れと「ばら専科」
デュエットバルコニアは、白地に赤や濃いピンクが重なる花色と、コンパクトな樹形が魅力のバラです。夏の葉をできるだけ残して秋の花につなげるには、水切れ、強い西日、鉢の高温に注意しましょう。
まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。
キトサン溶液「ばら専科」は、日々のお手入れとあわせてお使いいただける園芸用活力液です。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

夏のお手入れイメージ(AI制作画像)
完全・完璧を求めず、無理なくバラを楽しみましょう。
「ばら専科」は、頑張りすぎずにバラ栽培を楽しみたい方にお使いいただきたい園芸用活力液です。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
※株数は商品選びの目安です。使用量は株の大きさや使用頻度によって変わります。希釈倍率・使用方法は商品案内をご確認ください。
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい
▲ キトサン溶液「ばら専科」ご注文のページ
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