ベビーアイスバーグ
ベビーアイスバーグは、純白の花を房状に咲かせる、コンパクトな四季咲きの木立バラです。アイスバーグの良さをそのままに、もっと小さく扱いやすくしたものという位置づけの品種です
アイスバーグは黒点病にやや弱い。でもベビーアイスバーグなら葉に傷みなく元気に育つと評価されています。
ベビーアイスバーグ

ベビーアイスバーグ@ac画像
ベビーアイスバーグはタイプBのバラです。 |
タイプBの特徴
病気に強く、初心者にも育てやすいタイプです。
日当たり、水切れ、真夏の鉢の高温など、基本的な栽培環境を整えれば、農薬を使わない栽培にも取り組みやすいバラです。
タイプA:できるだけ手間をかけずに育てたい方向き
タイプB:少し手をかけながら、きれいに育てたい方向き
30秒で分かるベビーアイスバーグ
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | フロリバンダ(FL) |
| 作出 | コルデス(ドイツ)・2020年 |
| 花色 | 純白 |
| 花の大きさ | 約5~7cm |
| 花形 | 半剣弁高芯咲きから平咲き |
| 花弁数 | 約20~30枚 |
| 香り | 微香 |
| 開花性 | 四季咲き |
| 樹高 | 約70~80cm |
| 樹形 | 直立性・コンパクト |
| 仕立て方 | 鉢植え・地植え・小さな花壇 |
| 育てやすさ | タイプB・病気に強く初心者にも育てやすい |
育てる前に知っておきたいこと
ベビーアイスバーグは、耐病性と花つきのよさを備えた育てやすい品種です。
ただし、香りは微香です。真夏まで咲かせ続けると、小型の株には負担がかかります。夏は花数を求めすぎず、秋まで元気な株を保つことを優先しましょう。
育て方
○ 植える場所
春と秋によく日が当たり、風通しと水はけのよい場所が適しています。
一日中日陰になる場所は避けますが、東京など夏の暑さが厳しい地域では、真夏だけ午後の強い西日を避けられる場所が育てやすいでしょう。
○ 水やり
地植え
植えつけて根づくまでは、土の乾き具合を確認しながら水を与えます。
根づいた地植えのバラは、通常は雨を利用して育てられます。しかし、猛暑と乾燥が長く続く現在は、地植えでも水分不足になることがあります。
雨が少なく土が乾いているときは、地植えのベビーアイスバーグにも十分な水を与えましょう。
鉢植え
鉢土の表面が乾いたら、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
真夏は朝の水やりを基本にします。乾燥が強い日は、最初の水やりから数分後にもう一度与えると、鉢土全体に水が行き渡りやすくなります。
夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えてください。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。土が乾燥すると肥料が根の負担になるため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
- 1~2月 寒肥 150~200g程度
- 6月頃 一番花後 70~100g程度
- 9月頃 秋の追肥 70~100g程度
ベビーアイスバーグは小型のバラなので2割ほどへらして与えてください
植えつけたばかりの幼木や、まだ小さな株は、さらに減量してください。
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は肥料を与えず休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
株がまだ小さい場合や、葉が少なく弱っている場合は、この目安より減らしてください。
剪定(仕立て方)
木立仕立て
冬は前年に伸びた枝を1/2~2/3程度に切り戻します。春から秋は花後に浅く切り、元気な葉をできるだけ残します。
バラの夏剪定は、東京では9月上旬が一つの目安です。樹形を整え、秋の開花時期をそろえるために行いますが、個人のバラ栽培では必須ではありません。
高温化する令和のバラ栽培では、暦だけで判断せず、株の体力に合わせて浅く切るか、夏剪定を見送るかを決めることが基本です。
葉が多く元気な株は、枝先を5~7cmほど切る浅い剪定にとどめます。これは一つの目安で、暑さが続いているときは無理に切る必要はありません。
葉が少ない株や、夏の暑さで弱っている株は、秋に咲かせることよりも、株をこれ以上疲れさせないことが大切です。夏剪定をせず、無事に冬へつなぐことを優先しましょう。
東京では、夏剪定が9月15日以降になると、開花が11月以降に遅れ、気温の低下によって、つぼみが十分に開かない可能性が高まります。遅くなった場合は、無理に夏剪定をしないという選択もあります。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は休ませる
ベビーアイスバーグは暑い時期にも蕾をつけることがありますが、若い株や夏に弱っている株では、蕾を早めに摘み取ります。
夏まで花を咲かせ続けることより、秋にもう一度きれいな花を楽しめる株を残すことを優先しましょう。
2.葉を減らさない
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
黒点病の葉も、慌てて取らなくて大丈夫
バラを育てていると、黒点病の葉が出ることがあります。しかし、数枚の葉に黒い斑点が出ただけで、慌てる必要はありません。
黒点病になった葉でも、緑色の部分が残っている間は光合成を行い、株の生育を支えています。
病気の葉だけでなく、その周囲の元気な葉まで取り除くと、かえって株の負担になることがあります。
病斑の葉は無理に取らず、黄色くなって自然に落ちるまで見守ってもよいでしょう。落ちた葉は、できる範囲で片づけます。
ゆったり育てることが大切です。
3.鉢の水切れと高温に注意する
ベビーアイスバーグは株が小さいため、鉢植えにしやすい一方、小さな鉢では真夏に水切れしやすくなります。
強い西日が長時間当たり、葉傷みが続く場所では、遮光ネットなどを利用して午後の日差しをやわらげる方法もあります。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所が夏越しに適しています。
鉢を直接熱いコンクリートの上に置かず、鉢台やスノコなどで地面から少し離すことも、鉢内の温度上昇を抑える助けになります。
4.バラを無理なく長く楽しむ時代へ
かつては、庭いっぱいにバラを育てることが、愛好家の憧れでした。しかし、35℃以上の猛暑日が続く現在の日本では、株数が多いほど夏の作業時間が長くなり、熱中症の危険も高まります。
炎天下での作業はできるだけ避け、涼しい早朝に行い、長くても30分程度で終えられる範囲に収めることが大切です。つまり、夏に安全に管理できる時間=30分(高齢者なら15分)が、育てられるバラの株数の上限を決めるといっても言い過ぎではありません。
これからのバラ栽培で大切なのは、株数の多さよりも、無理なく長く続けられることです。
目安は10~15株、高齢の方や体力に不安がある方は5株程度から。水やりや見回りを30分以内で終えられる株数に抑え、一株一株を大切に育てましょう。
なお、適切な株数は水やり方法、年齢や体力によって異なります。
ベビーアイスバーグの夏管理に「ばら専科」
タイプBのベビーアイスバーグは病気に強く、初心者にも育てやすいバラです。
ただし、真夏の水切れ、強い西日、鉢の高温が重なると、丈夫な品種でも株が疲れることがあります。
水やりや置き場所などの基本的な夏管理とともに、日常の栽培環境づくりの一つとして、キトサン溶液「ばら専科」もご利用いただけます。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
ベビーアイスバーグの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい