スキャボロー・フェア
スキャボロー・フェアは、やわらかな淡いピンクの半八重花を、大きな房になってたくさん咲かせるイングリッシュローズです。
花は中輪で、ふんわりと開いた淡いピンクの花弁の中心から、明るい金色のしべがのぞきます。豪華な多弁花とは違う、軽やかで自然な花姿が大きな魅力です。
花つきがよく、春以降も繰り返し咲きます。香りは中程度で、ムスクを感じさせるオールドローズ系の上品な香りです。
このページでは、スキャボロー・フェアの特徴から、肥料、水やり、剪定、近年の暑い日本に合わせた夏越しまで、育て方を詳しくご紹介します。
スキャボロー・フェア

スキャボロー・フェア@AC画像

スキャボロー・フェア@AC画像
スキャボロー・フェアはタイプCのバラ |
タイプCの特徴
- 丈夫で、初心者にも育てやすいバラです。
- 樹勢があり、花つきも良いタイプです。
- 夏の暑さや病気で葉が傷んでも、新しい枝葉を伸ばして回復しやすいのが特徴です。
- 多少の病気や落葉を気にしすぎなければ、薬剤を控えながらでも気軽に育てられます。
30秒で分かるスキャボロー・フェア
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | イングリッシュローズ・シュラブ |
| 作出 | デビッド・オースチン・イギリス・2003年 |
| 花色 | 淡いピンク |
| 花の大きさ | 中輪 |
| 花形 | 半八重咲き・中心に金色のしべが見える |
| 香り | 中香・ムスクを含むオールドローズ香 |
| 開花性 | 繰り返し咲き |
| 樹高・樹幅 | 樹高約110cm・樹幅約90cmが目安 |
| 樹形 | やや直立する、まとまりの良いブッシュ状 |
| 仕立て方 | 木立仕立て・鉢植え・地植え・花壇 |
| 育てやすさ | タイプC・丈夫で比較的育てやすい |
スキャボロー・フェアの魅力
スキャボロー・フェアの魅力は、淡いピンクの半八重花が大きな房になり、株いっぱいに咲く軽やかな美しさです。
花弁の多い豪華なバラとは違い、花が開くと中心から金色のしべが見えます。淡いピンクの花弁と明るい金色のしべとの組み合わせが、素朴でやさしい表情をつくります。
一輪の豪華さを楽しむというより、たくさんの花が次々と咲き、株全体をふんわりと覆う姿を楽しむバラです。
香りは中程度のオールドローズ香で、ほのかなムスクを感じさせる上品な香りです。
「淡いピンク」「軽やかな半八重花」「たくさん咲く花」「自然な雰囲気」を楽しみたい方におすすめです。
育てる前に知っておきたいこと
スキャボロー・フェアは、繊細に見える花姿とは対照的に、丈夫で花つきの良いバラです。
豪華な多弁のカップ咲きではなく、花の中心のしべが見える半八重咲きです。この自然な花姿が、この品種ならではの魅力です。
また、一輪の花を長期間楽しむというより、房になった花が次々と咲く姿を楽しむ品種です。
花一輪の豪華さより、株全体にたくさん咲く自然な美しさを楽しみましょう。
鉢植え・地植えのどちらでも育てられます
スキャボロー・フェアは、イングリッシュローズのシュラブですが、株は比較的コンパクトで、木立バラとして育てやすい品種です。
枝はやや直立気味に伸び、まとまりの良いブッシュ状になります。
英国での標準的な成株サイズは、樹高約110cm・樹幅約90cmが目安です。
大型のアーチや高いフェンスへ誘引するより、鉢植えや花壇、庭植えで自然な木立状に育てるのがおすすめです。
育て方
○ 水やり
地植え
昔は、地植えのバラは雨だけでも育つとされてきました。
しかし猛暑が続く現在は、雨が少なく土が乾いているときには、地植えでも水分不足になることがあります。
高温・乾燥が続くときは、地植えのバラにも十分な水を与えましょう。
鉢植え
真夏は朝の水やりを基本にし、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
乾燥が強い日は、数分後にもう一度与えてもよいでしょう。夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えます。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。また土が乾燥すると、肥料が根の負担になることがあります。
そのため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥 300g
- 6月頃 一番花後 150g
- 9月頃 秋の追肥 150g
小型のバラ・幼木期のバラは減量してください。
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定(仕立て方)
木立仕立て
冬は枯れ枝、細すぎる枝、内向きの枝、交差する枝などを整理し、前年に伸びた枝をおおむね1/2程度を目安に切り戻します。
春から秋は、房全体の花が終わったら浅めに切り戻し、元気な葉をできるだけ残します。
半つるバラのように長い枝を残して誘引する必要はありません。
9月になっても暑さが続く年や、夏に葉を多く落とした株では、秋剪定は軽めにします。株の回復を優先し、無理に深く切り戻さないようにしましょう。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は休ませる
猛暑の時期は蕾を早めに摘み、特に若い株や夏に弱っている株では、無理に花を咲かせません。
夏の花を休ませ、スキャボロー・フェア本来のやさしい花を春と秋に楽しむ育て方がおすすめです。
2.元気な葉を残す
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
3.真夏の強すぎる日差しと鉢の高温に注意
西日が強く葉傷みが続く場所では、午後の強い日差しを遮光ネットなどで和らげる方法もあります。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所へ移動する方法もあります。
スキャボロー・フェアの夏管理に「ばら専科」
タイプCのスキャボロー・フェアは丈夫で比較的育てやすいバラですが、猛暑期には水切れ、強い西日、鉢の高温に注意します。
まずは水やり、日差し、風通しなど、バラが育ちやすい環境を整えることが基本です。
こうした日常の夏管理の一つとして、キトサン溶液「ばら専科」もご利用いただけます。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
スキャボロー・フェアの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい