シャルール
シャルールは、黄色、オレンジ、コーラルピンク、ローズ赤など、咲き進むにつれて暖かな花色が変化する四季咲きの木立バラです。
濃い色の蕾が開くと、オレンジや黄色を含んだ明るい花色が現れ、咲き進むにつれてピンクやローズ色が重なります。開花時期の違う花が一緒に咲くため、一株の中にさまざまな暖色が混ざり合う華やかな姿を楽しめます。
花は中輪の房咲きで、丸弁八重咲きを基本としたやわらかな花姿です。香りは落ち着いたティー系の中香。花もちもよく、庭で楽しむだけでなく切り花にも向いています。
耐病性が高く、暑さにも比較的強いため、鉢植え・地植えのどちらでも育てやすい品種です。
このページでは、シャルールの特徴から、肥料、水やり、剪定、近年の暑い日本に合わせた夏越しまで、育て方を詳しくご紹介します。
シャルール

シャルール@ac画像

シャルール@ac画像
シャルールはタイプBのバラ |
タイプBの特徴
病気に強く、初心者にも育てやすいタイプです。
農薬を使わない栽培にも取り組みやすいバラです。
ただし、「病気に強い」ということは、まったく病気にならないという意味ではありません。
多少の病斑や葉傷みが出ても、株全体の状態が良ければ、必要以上に神経質にならず育てることができます。
タイプA:できるだけ手間をかけずに育てたい方向き
タイプB:少し手をかけながら、きれいに育てたい方向き
30秒で分かるシャルール
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | フロリバンダ(FL) |
| 作出 | 2021年・日本・木村卓功 |
| 花色 | 黄色~オレンジ、コーラルピンク、ローズ赤 |
| 花の大きさ | 中輪 |
| 花形 | 丸弁八重咲き・房咲き |
| 香り | ティー系の中香 |
| 開花性 | 四季咲き |
| 樹高・樹幅 | 樹高約90~120cm・横張り気味 |
| 樹形 | 木立性 |
| 仕立て方 | 鉢植え・地植え・花壇 |
| 育てやすさ | タイプB・初心者にもおすすめ |
シャルールの魅力
シャルール最大の魅力は、一つの花色では表現できない、暖色系の豊かな色彩です。
濃い色の蕾から花が開くと、黄色やオレンジが現れ、咲き進むにつれてコーラルピンクやローズ色を帯びていきます。
同じ株でも花によって開花段階が違うため、黄色、オレンジ、ピンク、ローズ色などが同時に見られ、株全体が暖かな色彩に包まれます。
一輪だけを見る美しさだけではなく、株いっぱいに咲いたときの色彩の変化と華やかさを楽しむバラです。
「シャルール(Chaleur)」は、フランス語で「熱」「暖かさ」「ぬくもり」を意味します。その名前を思わせる、暖かな花色が魅力です。
育てる前に知っておきたいこと
・花色は季節、気温、開花段階によって変化します。
・枝はやや横へ広がる木立樹形です。
・強香ではなく、落ち着いたティー系の中香です。
・花もちがよく、切り花としても楽しめます。
木立バラとして育てます
シャルールは、フロリバンダ系の木立バラです。
樹高はおおむね90~120cm程度で、枝はやや横へ広がります。
大きくなりすぎにくいため、庭植えだけでなく鉢植えにも向いています。
地植えの場合、株間は80cm程度を目安にします。
こんな方におすすめです
- 初心者でも育てやすいバラを探している方
- 黄色・オレンジ・ピンクなど暖色系の花が好きな方
- 一株で花色の変化を楽しみたい方
- 病気に強いバラを育てたい方
- 鉢植えでも楽しめるバラを探している方
育て方
○ 水やり
地植え
昔は、地植えのバラは雨だけでも育つとされてきました。
しかし、猛暑が続く現在は、雨が少なく土が乾いているときには、地植えでも水分不足になることがあります。
高温・乾燥が続くときは、地植えのバラにも十分な水を与えましょう。
真夏に晴天が続き、土の中まで乾いている場合は、朝の涼しい時間に株元へたっぷり水を与えます。
鉢植え
春と秋は、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり与えます。
真夏は朝の水やりを基本にし、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
乾燥が強い日は、数分後にもう一度与えてもよいでしょう。
夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えます。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。また、土が乾燥すると肥料が根の負担になることがあります。
そのため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥 300g
- 6月頃 一番花後 150g
- 9月頃 秋の追肥 150g
小型のバラ・幼木期のバラは減量してください。
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
○ 剪定
1.冬剪定
1~2月頃に、枯れ枝、細い枝、内向きの枝、交差する枝を取り除きます。
前年に伸びた枝をおおむね1/2程度に切り戻し、株全体の形を整えます。
2.花後剪定
房全体の花が終わったら、花房の下にある元気な葉をできるだけ多く残すように、浅めに切ります。
猛暑が続く現在は、「何枚葉の上で切る」と機械的に決めるより、元気な葉を残すことを大切にします。
3.夏~秋の剪定
「9月になったから剪定する」と決めず、気温と株の状態を見て判断します。
- 暑さが落ち着き、株が元気なら枝先を軽く整えます。
- 9月になっても猛暑が続く場合は、無理に剪定しません。
- 夏に葉を多く失った株は、剪定より回復を優先します。
- 株の形は冬剪定でしっかり整えます。
秋剪定の目的は、秋に良い花を咲かせるために株を整えることです。
しかし、高温が長く続く現在は、暦よりも気温と株の状態を優先します。秋剪定をしないことも選択肢の一つです。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は夏休み
猛暑の時期は蕾を早めに摘み、特に若い株や夏に弱っている株では、無理に花を咲かせません。
四季咲きの性質そのものが変わるわけではありませんが、6月中頃から夏の間は蕾を摘み、株を休ませる方法があります。
その場合、栽培上は春と秋の花を中心に楽しむ「二季咲き」のような管理になります。
7月・8月は、秋の花に備えて株を休ませる時期と考えます。
2.元気な葉を残す
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
枝葉を整理しすぎると、それまで陰になっていた葉や枝に強い日光が直接当たり、傷みやすくなることがあります。
3.真夏の強すぎる日差しと鉢の高温に注意
シャルールは耐暑性のあるバラですが、真夏の強烈な西日、水切れ、鉢の高温には注意します。
地植えでは、強い西日が長時間当たり葉傷みが続く場合、必要に応じて遮光ネットなどで日差しを和らげます。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所が夏越しには適しています。
鉢の温度上昇が激しい場所では、二重鉢やマルチングなども選択肢になります。
4.無理のない株数で楽しむ
今の日本の夏は猛暑が続きます。株数が多いほど、水やり、花がら切り、株の確認などに時間がかかり、育てる人の負担も大きくなります。
これからは、真夏の早朝30~60分程度で必要な作業を終えられる株数を一つの目安にします。
栽培環境、年齢、体力、管理方法によって適切な株数は異なりますが、無理なく続けられる株数で楽しむことが大切です。
シャルールの夏管理に「ばら専科」
シャルールは耐暑性・耐病性に優れたバラですが、真夏は水切れ、強い西日、鉢の高温などに注意します。
まずは、水やり、日差し、風通しなど、バラが育ちやすい環境を整えることを大切にします。
キトサン溶液「ばら専科」は、こうした日常の夏管理とあわせてご利用いただける園芸資材です。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
シャルールの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい