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サマルカンドの育て方|特徴・剪定・夏越し

サマルカンドは、やさしい藤色の花を房になって咲かせる、木立性のフロリバンダローズです。フロリバンダとは、花が房になって咲くバラのグループです。

花びらがゆるやかに波打ち、咲き進むと丸みのある八重咲きになります。一輪の豪華さよりも、軽やかな花が株全体に咲く美しさを楽しむ品種です。

 

サマルカンド

サマルカンド バラ

サマルカンド@AC画像

 

タイプBのバラ

タイプBの特徴

バラの中でも初心者にも育てやすいタイプです。

病気に強いバラでも、黒点病などにかかることはあります。

水やりや肥料、夏の暑さ対策など、基本のお手入れは必要です。

タイプA:できるだけ手間をかけずに育てたい方向き
タイプB:少し手をかけながら、きれいに育てたい方向き

※タイプA・B・C・Dは、清水園芸店独自の育てやすさ分類です。耐病性・耐暑性の2点より判断しています。

 

 

30秒で分かるサマルカンド

作出日本・木村卓功、2022年
ロサオリエンティス・プログレッシオ
系統フロリバンダ(FL)
花色藤色。夏はくすんだピンクを帯びることもあります。
花の大きさ中輪
花形波状弁咲き~丸弁八重咲き・房咲き
香りティー系の香り。微香。
開花性四季咲き。夏に休ませる場合は春と秋を中心に楽しみます。
樹高・樹幅樹高約90~120cm・樹幅約120cm。株間120㎝以上。
樹形木立性・横張りタイプ
向く栽培方法鉢植え・地植え・切り花
耐病性・耐暑性黒点病に強く、うどんこ病への強さは普通。耐暑性は強い。
育てやすさタイプB
基本のお手入れを続けながら、藤色の房咲きを楽しみやすい品種です。

良いところと注意点

良いところ

  • 藤色の軽やかな花が房になって咲き、落ち着いた雰囲気を楽しめます。
  • 花もちがよく、切り花にも向いています。
  • 黒点病に強く、鉢植えでも地植えでも育てられます。
  • 株が充実すると、秋にも多くの花を楽しめます。

注意点

肥料を多く与えすぎないようにしましょう。特に春先など気温の低い時期は、多肥でうどんこ病が出やすくなるため、株の様子を見ながら控えめに与えます。

横に広がる樹形なので、隣の植物と枝葉が重ならない広さを確保します。日陰に強い品種ではないため、日当たりも大切です。

黒点病が出ても、慌てて葉を取りすぎないようにしましょう。

葉に黒い斑点が出ても、すぐに枯れてしまうとは限りません。元気な株なら、一部の葉が落ちても、新しい枝葉を伸ばして回復することがあります。

黒い斑点を見つけるたびに葉を取ると、株が丸裸になることがあります。緑の部分が残っている葉は、光合成で株を支えています。自然に落ちるまで残すのも一つの方法です。ただし、落ちた病葉はこまめに拾って処分しましょう。

夏の水やりだけで精いっぱいなら、株数を減らすことも考えてみましょう。無理なく世話できる数にすると、一株ずつ様子を見る余裕が生まれます。

 

サマルカンドの育て方

植える場所

午前中を中心に4~6時間ほど日が当たり、風通しのよい場所を目安にします。サマルカンドは日陰に強い品種ではないため、明るい場所で育てましょう。

真夏に強い西日が長時間当たる場所では、葉や鉢が高温になりやすいため注意します。

隣の木立バラとは、株の中心から中心まで80cm~1m程度を基本の目安にします。ただし、サマルカンドは横に広がるため、地植えで大きく育てる場合は1.2m程度以上も検討し、枝葉が重ならないように調整しましょう。

鉢植えと地植え

鉢植え

苗の根鉢に合う鉢から始め、成長に合わせて植え替えます。成長した株では8~10号鉢が一つの目安です。8号は直径約24cm、10号は約30cmです。

鉢の上だけでなく、横に伸びる枝のための場所も確保します。鉢同士を詰めすぎず、葉の間に風が通るようにしましょう。

最初から大きすぎる鉢にせず、土の乾き方と根の育ち方を見ながら選びます。移動が必要な場合は、土と水を含めた重さも考えてください。

地植え

水はけがよく、雨の後に水がたまり続けない場所に植えます。花壇の前方から中ほどに植えると、藤色の房咲きを楽しみやすくなります。

建物やほかの植物に近づけすぎず、横に広がる枝と葉の周囲に余裕を残しましょう。

水やり

地植え

植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは、土深く水が浸透するまで十分に水を与えます。

猛暑が続く時期は、地植えでも水不足に注意しましょう。

鉢植え

普段は鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。受け皿にたまった水は捨てましょう。

真夏は朝の涼しい時間帯に鉢土を確認し、日中の水切れに備えましょう。

暑くなる日や、日差し・風が強い日は、鉢土が乾きやすくなります。表面に多少湿り気が残っていても、日中に水切れしやすい鉢には、朝に十分な水を与えます。ただし、鉢土全体が十分にぬれている場合は、追加する必要はありません。

夕方にも確認し、土が乾いていたら追加します。

雨予報でも、鉢に十分な雨が入るとは限りません。予報だけで水やりを省かず、実際の鉢土の状態で判断しましょう。

サマルカンドの施肥は、以下の一般的な目安より控えめに調整してください。特に春先は与えすぎを避け、葉色や枝の伸び方を見ながら加減しましょう。

肥料

以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。ほかの肥料は、それぞれの使用方法に従ってください。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減します。

地植え・樹高1m以上の成木

  • 1~2月:寒肥300g
  • 6月頃:一番花後150g
  • 9月頃:秋の追肥150g。暑さが続く場合や弱った株は、涼しくなり生育が戻ってから与えます。

年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。送料・消費税込み。
※上記は地植え成木【樹高1m以上】の施肥例における計算です。小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。

鉢植え

3~6月と9~11月は、月1回程度を目安に与えます。7月・8月は原則として施肥を控えます。秋も、暑さが続く場合や株が弱っている場合は、再開を急がないでください。

  • 7号鉢:20g程度
  • 8号鉢:30~40g程度
  • 10号鉢:50~60g程度
  • 12号鉢:70~80g程度

▲バラ用有機肥料「ローズサポーター」の使い方・価格を見る


剪定・木立仕立て

○冬は株の形を整えます

サマルカンドは、横に広がる木立バラとして育てます。東京では1月下旬から2月中旬頃が冬剪定の目安です。

枯れた枝、傷んだ枝、細く弱い枝を取り除き、内側へ伸びる枝や交差する枝は、混み具合に合わせて整理します。自然に広がる樹形を生かしながら、株の内側にも風が通るようにしましょう。

元気な成木は、株全体の高さをおおむね半分程度にすることが一つの目安です。すべての枝を同じ高さにそろえる必要はありません。

若く枝数が少ない株や、夏に葉を多く失って十分に育っていない株は、深く切らず、今の高さの約3分の2を残す程度の浅い剪定にします。著しく弱っている株は、枯れ枝の整理など必要最小限にとどめます。

古い枝という理由だけで、毎年根元から切って更新する必要はありません。枝の元気さや混み具合を見て、残す枝を選びます。

○春は花を楽しんだあと、葉を多く残して切ります

房の中で咲き終わった花は、花首から順に取り除きます。房全体が咲き終わったら、葉を多く残して枝先を切り戻しましょう。

花がらを切るときは、必ず「5枚葉の上」で切ろうとしなくても大丈夫です。元気な葉を多く残し、しっかりした芽の少し上で切ることを目安にしましょう。特に弱った株は、花のすぐ下で切る程度にとどめます。

○夏はつぼみを摘み、株の体力を保つ。

サマルカンドは夏にも咲きますが、高温期は花色や花形が春・秋と異なることがあります。弱っている株には、開花も負担になります。

四季咲きのバラも、夏はつぼみを摘み、主に春と秋の花を楽しむ育て方がおすすめです。暑い夏に無理に咲かせず、株の体力を保って秋の花につなげましょう。

○夏剪定は株の体力に合わせます

夏剪定は、秋の開花時期をそろえるために枝先を切る作業です。すべての株に必要な作業ではありません。

サマルカンドは、作出元の案内では関東以西の暖地で9月半ばが目安とされています。東京でも、その年の暑さや株の状態に合わせて調整しましょう。

葉が多く元気な株は、必要に応じて枝先を5~7cmほど浅く切ります。これは葉を多く残すための軽い剪定の目安で、枝の伸び方や残したい大きさに合わせて加減します。

葉が少ない株や、暑さで弱っている株は、無理に剪定せず、回復を優先しましょう。

遅く切るほど、寒くなるまでに花が咲ききらないことがあります。剪定を見送る場合は、株の回復に合わせて自然に咲く花を楽しみます。

 

暑い夏を越すための工夫

  • 強い西日や鉢の高温を避けます。必要に応じて遮光ネット、外側にもう一つ鉢を置く二重鉢、土の表面を覆うマルチングなどを取り入れます。
  • 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘んで花を咲かせず、株の負担を減らす方法もあります。暑さが続く年は、株の状態を見て摘蕾を続けます。四季咲きのバラでは実質的に春と秋の2季咲きになります。
  • 高温が続く7月・8月は原則として肥料を控え、無理に成長や開花を促さないようにします。

耐暑性が強いとされる品種でも、鉢の高温や水切れの影響は受けます。暑さに強いからといって、夏のお手入れが不要になるわけではありません。

夏には咲かせず、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先しましょう。 
 


サマルカンドの夏のお手入れと「ばら専科」

サマルカンドは、藤色の軽やかな房咲きが魅力のバラです。夏の葉をできるだけ残して秋の花につなげるには、水切れ、強い西日、鉢の高温に注意しましょう。

まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。

キトサン溶液「ばら専科」は、日々のお手入れとあわせてお使いいただける園芸用活力液です。

※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」の夏のお手入れイメージ

夏のお手入れイメージ(AI制作画像・品種写真ではありません)

完全・完璧を求めず、無理なくバラを楽しみましょう。

「ばら専科」は、頑張りすぎずにバラ栽培を楽しみたい方にお使いいただきたい園芸用活力液です。

 

ばら専科 1L|バラ約5株の方に

商品コード:1
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円

 

ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に

商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円


ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に

商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円


 
※株数は商品選びの目安です。使用量は株の大きさや使用頻度によって変わります。希釈倍率・使用方法は商品案内をご確認ください。
 

ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい

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