グレーフィン・ディアナ
グレーフィン・ディアナは、紫を帯びた濃色の蕾から、深みのある赤紫~紫赤色の花を咲かせる、四季咲き大輪系の木立バラです。
花は約8~10cm。花弁が重なった端正な大輪花で、咲き始めの濃い紫色を帯びた蕾から、開花するにつれて深みのある赤紫色へと変化します。光の当たり方や開花の段階によって、ワインレッドや紫を帯びた複雑な色合いに見えることもあり、落ち着いた大人の雰囲気を楽しめます。
もう一つの大きな魅力が香りです。ローズを基調に、レモンやライチ、モモ、プラムなどの果実を思わせる香りが重なり、さらに甘さを感じさせる複雑で豊かな強香を楽しめます。
濃色の大輪花、豊かな香り、育てやすさをあわせ持ち、香りのよい木立バラを育てたい方にもおすすめしやすい品種です。
このページでは、グレーフィン・ディアナの特徴から、肥料、水やり、剪定、近年の暑い日本に合わせた夏越しまで、育て方を詳しくご紹介します。
グレーフィン・ディアナ

グレーフィン・ディアナ@AC画像

グレーフィン・ディアナ@AC画像
グレーフィン・ディアナはタイプAのバラです。 |
タイプAの特徴
バラの中でも特に病気に強く、初心者にも育てやすいタイプです。
農薬を使わなくても比較的育てやすく、病気の管理にかかる手間を減らしやすいのが特徴です。
「病気にならないバラ」ではなく、「病気が出にくく、比較的育てやすいバラ」と考えてください。
30秒で分かるグレーフィン・ディアナ
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | ハイブリッドティー(HT) |
| 作出 | 2012年・ドイツ・コルデス |
| 花色 | 赤紫~紫赤・ワインレッド |
| 花の大きさ | 約8~10cm・大輪 |
| 花形 | 花弁が重なる端正な大輪花 |
| 香り | 強香・ローズを基調としたフルーティーな香り |
| 開花性 | 四季咲き・繰り返し咲き |
| 樹高・樹幅 | 樹高約100~150cm・樹幅約60cm前後が目安 |
| 樹形 | 木立性・直立~やや横張り |
| 仕立て方 | 鉢植え・地植え・花壇 |
| 育てやすさ | タイプA・初心者にもおすすめ |
グレーフィン・ディアナの魅力
グレーフィン・ディアナの魅力は、濃い赤紫色の大輪花と豊かな香りを一緒に楽しめることです。
蕾のときは紫色を強く帯び、開花すると深みのある赤紫色へ。光や気温、花の咲き進み方によって色の見え方が変わり、一輪の中にも複雑な表情があります。
さらに、ローズの香りを中心に、柑橘やライチ、モモなどを思わせるフルーティーな香りが重なります。花を見るだけでなく、近づいて香りを楽しみたい方にも魅力の大きいバラです。
育てる前に知っておきたいこと
グレーフィン・ディアナは、花の美しさや香りだけでなく、比較的丈夫で育てやすいことも特徴です。
ただし、どのバラでも栽培環境によって病気や葉傷みが発生することがあります。また真夏は高温の影響で花が小さくなったり、本来の花色や花形が出にくくなったりする場合があります。
夏の花にこだわりすぎず、春と秋に美しい花を楽しむ育て方がおすすめです。
鉢植え・地植えのどちらでも育てられます
グレーフィン・ディアナは、四季咲き大輪系の木立バラです。
日本の栽培環境では樹高100~150cm程度を目安に考え、冬剪定によって扱いやすい大きさに整えます。
鉢植えにも地植えにも向き、濃い花色を生かして花壇のアクセントとして楽しむこともできます。
地植えの場合は、成長後の枝張りと風通しを考えて株間を確保します。
こんな方におすすめです
- 濃い赤紫色の大輪花を楽しみたい方
- 香りの強いバラを育てたい方
- 花の美しさと育てやすさの両方を求める方
- 初めて香りのよいハイブリッドティーを育てる方
育て方
○ 水やり
地植え
昔は、地植えのバラは雨だけでも育つとされてきました。
しかし猛暑が続く現在は、雨が少なく土が乾いているときには、地植えでも水分不足になることがあります。
高温・乾燥が続くときは、地植えのバラにも十分な水を与えましょう。
真夏に晴天が続き、土の中まで乾いている場合は、朝の涼しい時間に株元へたっぷり水を与えます。
鉢植え
春と秋は、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでたっぷり与えます。
真夏は朝の水やりを基本にし、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
乾燥が強い日は、数分後にもう一度与えてもよいでしょう。夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えます。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。また土が乾燥すると、肥料が根の負担になることがあります。
そのため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥 300g
- 6月頃 一番花後 150g
- 9月頃 秋の追肥 150g
小型のバラ・幼木期のバラは減量してください。
▲グレーフィン・ディアナに使う肥料「ローズサポーター」を見る
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定
1.冬剪定
1~2月頃に、枯れ枝、細い枝、内向きの枝、交差する枝を取り除きます。
その後、前年に伸びた枝をおおむね1/2程度を目安に切り戻し、株全体の形を整えます。
2.花後剪定
春から初夏の花が終わったら、花の下にある元気な葉をできるだけ多く残すように、浅めに切ります。
特に暑くなる時期は、枝を深く切りすぎず、夏を乗り切るための葉を残すことを大切にします。
3.夏~秋の剪定
「9月になったから剪定する」と決めず、気温と株の状態を見て判断します。
- 暑さが落ち着き、株が元気なら枝先を軽く整えます。
- 9月になっても猛暑が続く場合は、無理に剪定しません。
- 夏に葉を多く落とした株では、回復を優先します。
- 株全体の形は冬剪定で整えます。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は休ませる
猛暑の時期は蕾を早めに摘み、特に若い株や夏に弱っている株では、無理に花を咲かせません。
四季咲きの性質そのものが変わるわけではありませんが、夏は株を休ませ、春と秋の花を中心に楽しむ育て方もおすすめです。
2.元気な葉を残す
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
枝葉を整理しすぎると、それまで陰になっていた葉や枝に強い日差しが直接当たり、傷みやすくなることがあります。
3.真夏の強すぎる日差しと鉢の高温に注意
西日が強く葉傷みが続く場所では、必要に応じて遮光ネットなどで午後の強い日差しを和らげます。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所が夏越しには適しています。
鉢の温度が上がりやすい場所では、二重鉢やマルチングなどで鉢土の急激な温度上昇を和らげる方法もあります。
4.無理なく管理できる株数で楽しむ
今の日本の夏は猛暑が続きます。株数が多いほど、水やりや花がら切り、株の確認などに時間がかかり、育てる人の負担も大きくなります。
これからは、真夏の早朝30~60分程度で必要な作業を終えられる株数を一つの目安にします。
栽培環境や年齢、体力、管理方法によって適切な株数は異なりますが、5~15株程度を一つの目安とする考え方もあります。
グレーフィン・ディアナの夏管理に「ばら専科」
グレーフィン・ディアナは比較的丈夫なタイプAのバラですが、猛暑期は水切れ、西日、鉢の高温などに注意し、株をできるだけ消耗させない管理を心がけます。
そのような日常の夏管理の一つとして、キトサン溶液「ばら専科」もご利用いただけます。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
グレーフィン・ディアナの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい