カスクドール
カスクドールは、明るく鮮やかな黄色の花を咲かせる、四季咲きの木立バラです。
花は約8cmの中大輪で、ふっくらとしたカップ咲き。春と秋で花の表情が変わり、春は「王の冠」、秋は「女王のティアラ」を思わせるような花形を楽しめます。
フランス語で「カスクドール(Casque d'Or)」は「金色の冠」という意味。その名前のとおり、明るい黄色の花が株の上で輝くように咲くバラです。
このページでは、カスクドールの特徴から、肥料、水やり、剪定、近年の暑い日本に合わせた夏越しまで、育て方を詳しくご紹介します。
カスクドール

カスクドール@AC画像

カスクドール@AC画像
カスクドールはタイプDのバラ |
タイプDの特徴
株には十分な生育力がありますが、夏の葉傷みを少なくして秋花につなげるには、少し管理のコツが必要です。
特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意します。
初心者の方は、まずタイプA・B・Cから育て、慣れてからタイプDに挑戦するのがおすすめです。
30秒で分かるカスクドール
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | ハイブリッドティー(HT) |
| 作出 | デルバール・フランス・1979年 |
| 花色 | 鮮やかな黄色 |
| 花の大きさ | 約8cm・中大輪 |
| 花形 | カップ咲き・季節によって花形が変化 |
| 香り | 微香・ティー系 |
| 開花性 | 四季咲き |
| 樹高・樹幅 | 樹高約120cm・樹幅約80cmが目安 |
| 樹形 | 直立性の木立樹形 |
| 仕立て方 | 鉢植え・地植え・花壇 |
| 育てやすさ | タイプD・夏の葉傷みを少なくする管理に少しコツが必要 |
カスクドールの魅力
カスクドールの魅力は、明るく鮮やかな黄色と、季節によって変化する花の表情です。
約8cmの花は、咲き始めには花弁を抱えるような美しいカップ咲きになります。黄色の発色が鮮やかで、緑の葉との対比も美しく、庭や鉢植えの中でよく目立ちます。
さらに、このバラは春と秋で花形が変化します。春は剣先のような花弁が見られ、「王の冠」を思わせる華やかな姿に。秋には丸みを帯びた花弁となり、「女王のティアラ」のような優雅な表情を見せます。
同じ株を育てながら、季節によって少し違った黄色い花を楽しめることが、カスクドールならではの魅力です。
育てる前に知っておきたいこと
カスクドールは四季咲き性があり、春だけでなく秋にも花を楽しめます。
香りは微香なので、強い香りを楽しむというより、鮮やかな黄色と花形の美しさを楽しむバラです。
暑さには比較的強い品種ですが、真夏は花色が淡くなったり、花が小さくなったりすることがあります。
夏の花だけで判断せず、春と秋に咲くカスクドール本来の美しい黄色の花を楽しみましょう。
鉢植え・地植えのどちらでも育てられます
カスクドールは、ハイブリッドティー系の木立バラです。
枝は上向きに伸びる直立性で、横へ大きく広がりにくく、比較的まとまりのよい株になります。
樹高は約120cm、樹幅は約80cm程度が一つの目安です。
地植えだけでなく鉢植えにも向いており、黄色い大きな花をコンパクトなスペースでも楽しめます。
地植えの場合、株間は80cm~1m程度が目安です。
育て方
○ 水やり
地植え
昔は、地植えのバラは雨だけでも育つとされてきました。
しかし猛暑が続く現在は、雨が少なく土が乾いているときには、地植えでも水分不足になることがあります。
高温・乾燥が続くときは、地植えのバラにも十分な水を与えましょう。
鉢植え
真夏は朝の水やりを基本にし、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
乾燥が強い日は、数分後にもう一度与えてもよいでしょう。夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えます。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。また土が乾燥すると、肥料が根の負担になることがあります。
そのため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥 300g
- 6月頃 一番花後 150g
- 9月頃 秋の追肥 150g
小型のバラ・幼木期のバラは減量してください。
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定(仕立て方)
木立仕立て
冬は前年に伸びた枝をおおむね1/2程度に切り戻します。枯れ枝、細い枝、内向きの枝、交差する枝も整理します。
春から秋は花後に浅く切り、元気な葉をできるだけ残します。
9月になっても暑さが続く年や、夏に葉を多く落とした株では、秋剪定は軽めにします。株の回復を優先し、無理に深く切り戻さないようにしましょう。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は休ませる
猛暑の時期は蕾を早めに摘み、特に若い株や夏に弱っている株では、無理に花を咲かせません。
夏は株を休ませ、春と秋を中心にカスクドール本来の美しい黄色の花を楽しむ育て方もおすすめです。
2.元気な葉を残す
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
3.真夏の強すぎる日差しと鉢の高温に注意
カスクドールは暑さには比較的強い品種ですが、真夏の強烈な日差しや西日、水切れによって葉が傷むことがあります。
西日が強く葉傷みが続く場所では、午後の強い日差しを遮光ネットなどで和らげる方法もあります。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所が夏越しには適しています。
カスクドールの夏管理に「ばら専科」
タイプDのカスクドールは、夏の葉をできるだけ残し、秋につなげる管理を大切にします。
水切れ、西日、鉢の高温に注意しながら、日常の夏管理の一つとしてキトサン溶液「ばら専科」もご利用いただけます。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
カスクドールの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい