カインダブルー
カインダブルーは、青みを含んだ藤色からモーブ色の花を咲かせる、四季咲きの木立バラです。
花は約10cmの中大輪。約80枚の花弁が幾重にも重なった丸弁ロゼット咲きで、大きな藤色の花が数輪まとまって咲く姿には、落ち着いた華やかさがあります。
青バラ系の美しい花色を楽しみながら、耐病性や耐暑性にも比較的恵まれているのが大きな魅力です。
このページでは、カインダブルーの特徴から、肥料、水やり、剪定、近年の暑い日本に合わせた夏越しまで、育て方を詳しくご紹介します。
カインダブルー

カインダブルー@AC画像

カインダブルー@AC画像
カインダブルーはタイプBのバラです。 |
タイプBの特徴
病気に強く、初心者にも育てやすいタイプです。
農薬を使わない栽培にも取り組みやすいバラです。
タイプA:できるだけ手間をかけずに育てたい方向き
タイプB:少し手をかけながら、きれいに育てたい方向き
30秒で分かるカインダブルー
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 系統 | ハイブリッドティー(HT) |
| 作出 | コルデス・ドイツ・2015年発表 |
| 花色 | 藤色~モーブ |
| 花の大きさ | 約10cm・中大輪 |
| 花形 | 丸弁ロゼット咲き・花弁数約80枚 |
| 香り | 微香・ティー系にパウダーを含むやさしい香り |
| 開花性 | 四季咲き |
| 樹高・樹幅 | 樹高約120~150cm |
| 樹形 | 直立~半直立性の木立樹形 |
| 仕立て方 | 鉢植え・地植え・花壇 |
| 育てやすさ | タイプB・耐病性、耐暑性が比較的高い |
カインダブルーの魅力
カインダブルーの一番の魅力は、赤みの少ない藤色からモーブ色へと見える、落ち着いた花色です。
約10cmの花には約80枚の花弁が重なり、開くにつれて丸みのあるロゼット咲きになります。大きな花が数輪まとまって咲くため、一輪の美しさと房咲きの華やかさを同時に楽しめます。
春は3~5輪ほどの房になって咲くことがあり、秋には一輪ずつ咲くこともあります。気温や季節によって花色や咲き方の表情が変わるのも、このバラの楽しみです。
香りは強くありませんが、近づくとティー系にパウダーを含んだやさしい香りを感じます。花もちも比較的良く、庭だけでなく切り花として楽しむこともできます。
育てる前に知っておきたいこと
カインダブルーは、花色の美しさだけでなく、樹勢と耐病性にも恵まれたバラです。
一方、香りは微香です。また高温期には、春や秋とは花色や花形が異なって見えることがあります。
夏の花だけで判断せず、気温の低い春と秋に現れる美しい藤色を楽しみたいバラです。
直立性の木立バラとして育てます
カインダブルーは、ハイブリッドティー系の木立バラです。
樹高はおおむね120~150cm程度で、枝は直立~半直立気味に伸びます。
比較的まとまりのよい樹形なので、地植えだけでなく鉢植えでも育てられます。
地植えの場合、株間は80cm~1m程度が目安です。
育て方
○ 水やり
地植え
昔は、地植えのバラは雨だけでも育つとされてきました。
しかし猛暑が続く現在は、雨が少なく土が乾いているときには、地植えでも水分不足になることがあります。
高温・乾燥が続くときは、地植えのバラにも十分な水を与えましょう。
鉢植え
真夏は朝の水やりを基本にし、鉢底から十分に水が流れるまで与えます。
乾燥が強い日は、数分後にもう一度与えてもよいでしょう。夕方に鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨予報の日でも、鉢土が乾いていれば水を与えます。
○ 肥料
夏は高温によって根の活動が低下します。また土が乾燥すると、肥料が根の負担になることがあります。
そのため、7月・8月の高温期は肥料を与えず、株を休ませます。
以下は、当店販売の有機バラ肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥 300g
- 6月頃 一番花後 150g
- 9月頃 秋の追肥 150g
小型のバラ・幼木期のバラは減量してください。
樹高1m以上の成木のバラなら、1株あたりの年間肥料代は約230円が目安です。
※ローズサポーター20kgをご購入の場合。
鉢植え
3月・4月・5月・6月・9月・10月・11月は、月の前半に月1回程度を目安に、鉢の大きさに合わせて与えます。
ただし、7月・8月の高温期は休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定(仕立て方)
冬剪定
1~2月頃に枯れ枝、細い枝、内向きの枝、交差する枝を取り除き、株の高さをおおむね1/2程度に切り戻します。
花後剪定
花が終わったら、花の下の元気な葉をできるだけ残すように浅く切ります。房になって咲いた場合は、房全体の花が終わってから切り戻します。
秋のための剪定
秋にも花を楽しみたい場合は、9月頃に枝先を軽く整えます。
ただし、9月になっても暑さが続く年や、夏に葉を多く落とした株では、秋剪定は軽めにします。葉が少ない株では無理に剪定せず、株の回復を優先しましょう。
猛暑時代のバラの夏越し
これからのバラ栽培では、夏に無理に花を咲かせるより、株と葉を守って秋につなぐことを大切にします。
1.7月・8月は休ませる
猛暑の時期は蕾を早めに摘み、特に若い株や夏に弱っている株では、無理に花を咲かせません。
夏は株を休ませ、春と秋を中心にカインダブルー本来の美しい花を楽しむ育て方もおすすめです。
2.元気な葉を残す
7~8月は強く剪定せず、元気な葉をできるだけ残します。
3.真夏の強すぎる日差しと鉢の高温に注意
カインダブルーは耐暑性が比較的高いバラですが、真夏の強烈な日差しや西日、水切れによって葉が傷むことがあります。
西日が強く葉傷みが続く場所では、午後の強い日差しを遮光ネットなどで和らげる方法もあります。
鉢植えでは、可能であれば朝は日が当たり、午後は明るい半日陰になる場所が夏越しには適しています。
カインダブルーの夏管理に「ばら専科」
カインダブルーは耐暑性が比較的高い品種ですが、真夏の水切れや強い西日、鉢の高温には注意が必要です。
まずは水やり・遮光・風通しなどの基本管理を大切にします。
そのうえで、日常の夏管理の一つとしてキトサン溶液「ばら専科」もご利用いただけます。
「ばら専科」は、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
夏の水切れや強い日差しに注意しながら育てるカインダブルーの、日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
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