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イエロークイーンエリザベスの育て方|特徴・剪定・夏越し

イエロークイーンエリザベスは、やさしい黄色の大輪を咲かせる、木立性のグランディフローラローズです。グランディフローラとは、大輪の花と房咲きの性質をあわせ持つバラのグループです。

名花クイーンエリザベスの枝変わりとして知られています。枝変わりとは、元の品種の一部の枝に、花色などが異なる性質が現れることです。
 

イエロー・クイーン・エリザベス

イエロー・クイーン・エリザベス バラ

 
イエロー・クイーン・エリザベス@AC画像

イエロー・クイーン・エリザベス バラ

 
イエロー・クイーン・エリザベス@AC画像

タイプDのバラ

タイプDの特徴

株には十分な生育力がありますが、黒点病や葉焼けで葉を失いやすいため、秋の花を楽しむには、夏に葉を残すための管理が大切です。

特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意しましょう。

初心者の方は、まずタイプA・Bから始めるのがおすすめです。タイプC・Dは、それぞれの管理のポイントを理解して選びましょう。

※タイプA・B・C・Dは、清水園芸店独自の育てやすさ分類です。耐病性・耐暑性の2点より判断しています。

 

 

30秒で分かるイエロークイーンエリザベス

作出ベルギー・Vlaeminck、1964年。クイーンエリザベスの枝変わり。
系統グランディフローラ(Gr)。ハイブリッドティー(HT)に分類されることも。
花色淡い黄色~クリームイエロー
花の大きさ約9~11cm
花形半剣弁~丸弁の八重咲き。咲き進むと花びらがゆるやかに開きます。
香り微香。
開花性四季咲き。夏に休ませる場合は春と秋を中心に楽しみます。
樹高・植栽間隔樹高約150~200cm。株間は約1m以上。
樹形木立性・直立性。枝が上へ伸びやすい品種です。
向く栽培方法地植え・鉢植え。
育てやすさタイプD
生育力はありますが、秋の花につなげるには、夏の水切れや葉傷みに気を配ります。

 

良いところと注意点

良いところ

  • 淡い黄色の大輪が、庭をやさしく明るく彩ります。
  • 生育力があり、直立する枝に高さのある花姿を楽しめます。
  • 春から秋に繰り返し咲き、地植えでも鉢植えでも楽しめます。

注意点

  • 背が高くなりやすいため、狭いベランダや低く保ちたい場所では、置き場所と剪定を考えて選びましょう。
  • 香りは控えめです。
  • 枝にはトゲがあります。剪定や移動の際は厚手の手袋を使い、通路に枝が出ないようにします。
  • 生育力があることと、病気が出ないことは別です。葉の様子と風通しを確認しましょう。

黒点病が出ても、慌てて葉を取りすぎないようにしましょう

○葉に黒い斑点が出ても、すぐに枯れるとは限りません。元気な株なら、一部の葉が落ちても新しい葉を出し、回復することがあります。ただし、落葉が続く場合は、株の状態や管理を見直しましょう。

○夏の水やりだけで精いっぱいなら、株数を減らすことも考えてみましょう。無理なく世話できる数にすると、一株ずつ様子を見る余裕が生まれます。

○黒い斑点を見つけるたびに葉を取ると、株が丸裸になることがあります。緑の部分が残る葉は、光合成で株を支えています。自然に落ちるまで残すのも一つの方法です。ただし、落ちた病葉はこまめに拾って処分しましょう。

 

イエロークイーンエリザベスの育て方

植える場所

午前中を中心に4~6時間ほど日が当たり、風通しのよい場所を目安にします。真夏に強い西日が長時間当たる場所では、葉や鉢が高温になりやすいため注意します。

背が高くなるため、花壇では後方に植えるとほかの草花を隠しにくくなります。隣のバラとは、株の中心から中心まで約1mを一つの目安に、枝葉が重ならない間隔を確保しましょう。

鉢植えと地植え

鉢植え

苗の根鉢に合う鉢から始め、成長に合わせて植え替えます。成木では10号鉢を一つの目安に、根の量や水切れの頻度に応じて10~12号鉢を検討します。10号は直径約30cm、12号は約36cmです。

背が高くなると風で倒れやすいため、安定した鉢を選び、必要に応じて支柱を使います。移動が必要な場合は、土と水を含めた重さも考えてください。

地植え

水はけがよく、雨の後に水がたまり続けない場所に植えます。建物やほかの植物に近づけすぎず、葉の周囲に風が通る余地を残します。風当たりが強い場所では支柱で枝を支えましょう。

水やり

地植え

植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは、土深く水が浸透するまで十分に水を与えます。

地植えでも、猛暑時には水不足に注意しましょう。

鉢植え

普段は鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。受け皿にたまった水は捨てましょう。

真夏は朝の涼しい時間帯に鉢土を確認し、日中の水切れに備えましょう。

枝葉が増えた株は、水を多く使います。暑くなる日や、日差し・風が強い日は、表面に多少湿り気が残っていても、日中に水切れしやすい鉢には朝に十分な水を与えます。ただし、鉢土全体が十分にぬれている場合は、追加する必要はありません。

夕方にも確認し、土が乾いていたら追加します。

雨予報でも、鉢に十分な雨が入るとは限りません。予報だけで水やりを省かず、実際の鉢土の状態で判断しましょう。

肥料

以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。ほかの肥料は、それぞれの使用方法に従ってください。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減します。

地植え・樹高1m以上の成木

  • 1~2月:寒肥300g
  • 6月頃:一番花後150g
  • 9月頃:秋の追肥150g。暑さが続く場合や弱った株は、涼しくなり生育が戻ってから与えます。

年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。送料・消費税込み。
※上記は地植え成木【樹高1m以上】の施肥例における計算です。小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。

鉢植え

3~6月と9~11月は、月1回程度を目安に与えます。7月・8月は原則として施肥を控えます。秋も、暑さが続く場合や株が弱っている場合は、再開を急がないでください。

  • 7号鉢:20g程度
  • 8号鉢:30~40g程度
  • 10号鉢:50~60g程度
  • 12号鉢:70~80g程度

▲バラ用有機肥料「ローズサポーター」の使い方・価格を見る


剪定・木立仕立て

○冬は株の形と高さを整えます

イエロークイーンエリザベスは、つるバラのように長い枝を壁やアーチへ誘引するのではなく、木立として育てます。高くなりやすいため、毎年の冬剪定で管理しやすい高さに整えましょう。

東京では1月下旬から2月中旬頃が冬剪定の目安です。枯れた枝、傷んだ枝、細く弱い枝を取り除き、内側へ伸びる枝や交差する枝は、混み具合に合わせて整理します。

元気な成木は、株全体の高さをおおむね半分程度に切り戻すことが一つの目安です。切ったあとも枝が伸びるため、剪定時の高さのまま花が咲くわけではありません。すべての枝を同じ高さにそろえる必要はありません。

若く枝数が少ない株や、夏に葉を多く失って十分に育っていない株は、今の高さの約3分の2を残す程度の浅い剪定にします。著しく弱っている株は、枯れ枝の整理など必要最小限にとどめます。

○春は花を楽しんだあと、葉を多く残して切ります

咲き終わった花は、実や種づくりに養分を使わせないよう、早めに切り取りましょう。房になって咲く場合は、終わった花から取り、房全体が咲き終わってから枝先を切ります。

必ず「5枚葉の上」で切ろうとしなくても大丈夫です。元気な葉を多く残し、しっかりした芽の少し上で切ることを目安にしましょう。特に弱った株は、花のすぐ下で切る程度にとどめます。

○夏はつぼみを摘み、株の体力を保つ。

夏の花は暑さで小さくなりやすく、長もちしません。弱っている株には開花も負担になります。

四季咲きのバラも、夏はつぼみを摘み、主に春と秋の花を楽しむ育て方がおすすめです。暑い夏に無理に咲かせず、株の体力を保って秋の花につなげましょう。

○夏剪定は株の体力に合わせます

夏剪定は、秋の開花時期をそろえるために枝先を切る作業です。すべての株に必要な作業ではありません。

東京では9月上旬が一つの目安ですが、その年の暑さや株の状態によって調整します。遅く切るほど、寒くなるまでに花が咲ききらないことがあります。

葉が多く元気な株は、必要に応じて枝先を5~7cmほど浅く切ります。夏に伸びた枝を短くしたい場合も、一度に葉を減らしすぎないようにします。高さの大きな調整は冬に行いましょう。

葉が少ない株や、暑さで弱っている株は、無理に剪定せず、回復を優先しましょう。

 

暑い夏を越すための工夫

  • 強い西日や鉢の高温を避けます。必要に応じて遮光ネット、外側にもう一つ鉢を置く二重鉢、土の表面を覆うマルチングなどを取り入れます。
  • 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘んで花を咲かせず、株の負担を減らす方法もあります。花を楽しむ時期を、実質的に春と秋の2季に絞る育て方です。
  • 高温が続く7月・8月は原則として肥料を控え、無理に成長や開花を促さないようにします。
  • 背が高い鉢植えは、強風時の転倒にも注意します。遮光ネットや支柱は、風で倒れたり飛ばされたりしないよう固定しましょう。

夏には咲かせず、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先しましょう。 
 


イエロークイーンエリザベスの夏のお手入れと「ばら専科」

イエロークイーンエリザベスは、やさしい黄色の大輪と、まっすぐ伸びる花姿が魅力のバラです。夏の葉をできるだけ残して秋の花につなげるには、水切れ、強い西日、鉢の高温に注意しましょう。

まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。

キトサン溶液「ばら専科」は、日々のお手入れとあわせてお使いいただける園芸用活力液です。

※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」の夏のお手入れイメージ

夏のお手入れイメージ(AI制作画像・イエロークイーンエリザベスの品種写真ではありません)

完全・完璧を求めず、無理なくバラを楽しみましょう。

「ばら専科」は、頑張りすぎずにバラ栽培を楽しみたい方にお使いいただきたい園芸用活力液です。

 

ばら専科 1L|バラ約5株の方に

商品コード:1
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円

 

ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に

商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円


ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に

商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円


 
※株数は商品選びの目安です。使用量は株の大きさや使用頻度によって変わります。希釈倍率・使用方法は商品案内をご確認ください。
 

ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい

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