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芳純の育て方|特徴・剪定・夏越し

芳純(ほうじゅん)は、温かみのあるローズピンクの大輪花を咲かせる、日本生まれのハイブリッド・ティーローズです。

整った半剣弁高芯咲きの花と、甘く華やかなダマスク系の強い香りが大きな魅力です。主に一枝に一輪ずつ咲くため、一輪の姿と香りをゆっくり楽しめます。

芳純

芳純

芳純@AC画像

芳純

芳純@AC画像

 

タイプDのバラ

タイプDの特徴

株には十分な生育力がありますが、夏の葉傷みを少なくして秋花につなげるには、少し管理のコツが必要です。

特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意します。

うどんこ病・黒点病がでやすい傾向があります。無農薬志向の方にはお勧めできません。

初心者の方は、まずタイプA・B・Cから育て、バラ栽培に慣れてからタイプDに挑戦するのがおすすめです。

 

30秒で分かる芳純

作出日本・鈴木省三(京成バラ園芸)、1981年
系統ハイブリッド・ティー(HT)
花色温かみのあるローズピンク
花の大きさ約12~14cmの大輪
花形半剣弁高芯咲き・主に一輪咲き
香り強香・甘く華やかなダマスク系の香り
開花性四季咲き
樹高・樹幅樹高約100~120cm・樹幅約70~90cm。株間は80cm~1m程度が目安
樹形木立性・半横張り性
向く仕立て鉢植え・地植え・花壇・切り花
育てやすさタイプD
大輪と強い香りが魅力ですが、葉を保つには病気と夏の高温への配慮が必要です。

※花径や樹高は、地域、季節、株の充実度、剪定方法によって変わります。

良いところと注意点

良いところ

  • 甘く華やかな強い香りがあり、花へ近づくだけでも芳香を楽しめます。
  • 温かみのあるピンク色と整った大輪花は、一輪でも存在感があります。
  • 木立性で極端に大きくなりにくく、地植えだけでなく鉢植えでも育てられます。
  • 香りの研究対象となり、この花の香りをもとに同名のフレグランスが作られたことでも知られています。

育てる前に知っておきたいこと

芳純は香りと花形を楽しむ従来型のハイブリッド・ティーです。耐病性は標準的で、気温や雨の多い時期には葉に病気が出て、落葉することがあります。

大輪花は雨で傷むことがあり、真夏は花が小さくなったり、色や花形が春と異なったりします。夏に無理に咲かせず、春と秋を中心に楽しむ方法が向きます。

葉を一年中きれいに保つことだけを目標にせず、多少の葉傷みもバラの自然な姿として受け入れると、無理なく長く楽しめます。

 

芳純の育て方

植える場所

午前中を中心に4~6時間ほど日が当たり、風通しのよい場所が向きます。大輪を美しく咲かせるには日照が必要ですが、東京の真夏に強い西日が長時間当たる場所では、葉や鉢が高温になりやすいため注意します。

半横張り性のため、成長した枝が隣の株と重ならないよう、木立バラ同士は80cm~1m程度の間隔を確保します。雨後に葉が乾きやすい場所を選ぶと管理しやすくなります。

鉢植えと地植え

鉢植え

成長後は8号から10号鉢が目安です。最初から大きな鉢にするのではなく、苗の大きさに合った鉢から始め、株の成長に合わせて植え替えます。大輪花を支えられるよう、倒れにくい安定した鉢を選びましょう。

地植え

水はけがよく、雨の後に水がたまり続けない場所に植えます。建物やほかの植物に近づけすぎず、葉の周囲に風が通る余地を残します。

水やり

地植え

植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは十分に水を与えます。

鉢植え

鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。雨の予報だけで判断せず、実際に鉢土が湿っているかを確かめましょう。

ただし、真夏の鉢バラは別です。30℃以上の高温が予想される日は、朝の時点で鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐため、朝の涼しい時間帯に十分な水を与えましょう。

雨の予報があっても、鉢土へ十分な水が入るとは限りません。予報が外れた場合の水切れを防ぐためにも、朝の状態を確認して水を与えます。

夕方にも鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加で与えます。

肥料

以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減してください。

地植え・樹高1m以上の成木

  • 1~2月 寒肥300g
  • 6月頃 一番花後150g
  • 9月頃 秋の追肥150g

小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。

年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。これですべて賄えます。送料・消費税込み。

鉢植え

3~6月と9~11月は、月の前半に月1回程度を目安に与えます。東京などで高温が続く7月・8月は原則として施肥を控え、株を休ませます。

  • 7号鉢 20g程度
  • 8号鉢 30~40g程度
  • 10号鉢 50~60g程度
  • 12号鉢 70~80g程度

芳純用有機肥料「ローズサポーター」を見る

剪定・木立仕立て

冬は株の形を整えます

東京では1月下旬から2月中旬頃が冬剪定の目安です。枯れた枝、傷んだ枝、細く弱い枝、内側へ伸びる枝、交差する枝を整理します。

元気な成木は、前年に伸びた枝をおおむね半分程度に整えます。芳純は大輪品種なので、細すぎる枝を整理し、花を支えられる充実した枝を残します。

  • 株がまだ若く、枝数が少ないとき
  • 夏の高温や病気で葉を多く失い、株が十分に充実していないとき

には、元の高さの3分の2程度を残す浅い剪定で済ませます。

すべての枝を同じ高さにそろえる必要はありません。弱っている株は深く切らず、株の状態に合わせて軽く整えます。

春の花後は浅く切り、葉を多く残します

春の花が終わった後は、花がらだけを取り除き、葉を残す方法もあります。「5枚葉」にこだわって深く切ると、必要な葉まで減らすことがあります。

芳純は一輪咲きが中心です。花首の細い部分だけを切るか、枝を切る場合も葉をできるだけ多く残すように浅く切ります。ただし、枯れた枝や傷んだ枝、著しく込み合う枝は必要な範囲で整理します。

夏剪定は株の体力に合わせます

東京では9月上旬が一つの目安ですが、個人のバラ栽培では必須ではありません。暦だけで決めず、株の状態と気温を見て判断します。

葉が多く元気な株は、必要であれば枝先を5~7cmほど浅く切ります。葉が少ない株や暑さで弱っている株は剪定を見送り、冬まで株を休ませることを優先します。

9月中旬以降も暑さが続く年は、秋の開花をそろえることにこだわらず、無理に切らない選択もあります。

大きく整った花を楽しむために

芳純は、一輪の花形と香りを楽しむハイブリッド・ティーです。一本の枝に複数のつぼみがついた場合、中心のつぼみを残して周囲の小さなつぼみを早めに摘むと、一輪へ養分が集まりやすくなります。

ただし、摘蕾は必須ではありません。自然な咲き方を楽しみたい場合や、株がまだ小さい場合は、無理に整えなくてもかまいません。若い株では花数を控え、枝葉と根を育てることを優先します。

高温化した日本での夏越し

  • 真夏は、朝の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えます。30℃以上の高温が予想される日は、鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐために朝の水やりを行いましょう。
  • 強い西日や鉢の高温を避け、必要に応じて遮光、二重鉢、マルチングなどを行います。
  • 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘み、株を休ませる方法もあります。この方法では、四季咲きバラも春と秋を中心に咲かせる育て方になります。
  • 7月・8月は原則として肥料を控えます。日頃の管理とともに、キトサン溶液「ばら専科」を土壌灌水に使用し、夏の生育環境づくりに取り入れる方法もあります。

※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

夏に大輪を咲かせ続けることより、葉と根を守り、香り豊かな秋花と翌春へつなげることを優先します。

病気の葉があっても慌てないでください

病気にならないバラはありません。芳純の耐病性は標準的で、栽培環境によって葉に病気が出て、落葉することがあります。

葉が数枚傷んでも、直ちに栽培の失敗ということではありません。

病気になった葉でも、緑色の部分が残っていれば光合成を行っています。無理に取り除かず、自然に落葉するまで残してもかまいません。葉を取りすぎないことが、株の生育を守ることにつながります。

病気が広がり、株の生育に影響する場合は、バラ用農薬をラベルに従って適切に使用してください。

 

芳純の夏管理に「ばら専科」

芳純は大輪の花と豊かな香りが魅力ですが、夏の葉をできるだけ残して秋につなげるには、真夏の水切れ、強い西日、鉢の高温などに注意します。

まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。

キトサン溶液「ばら専科」は、こうした基本的な夏管理とあわせて、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。

※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏越し応援

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像

夏の水切れや強すぎる日差しに注意しながら育てる芳純の日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。

ばら専科 1L|バラ約5株の方に

商品コード:1
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円

ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に

商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円


ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に

商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円

ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい

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