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インカの育て方|特徴・剪定・夏越し

インカは、鮮やかな濃い黄色の大輪を咲かせる、木立性のハイブリッドティーローズです。ハイブリッドティーとは、大きな花を一輪ずつ楽しむ品種が多いバラのグループです。

花びらの先がとがり、花の中心が高くなる「剣弁高芯咲き」が特徴です。咲き進んでも黄色が比較的あせにくく、整った花形を楽しめます。
 

インカ

インカ

 
インカ バラ@ac画像

インカ バラ

 
インカ@ac画像
 
 

タイプDのバラ

タイプDの特徴

株には十分な生育力がありますが、黒点病や葉焼けで葉を失いやすいため、秋の花を楽しむには、夏に葉を残すための管理が大切です。

特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意しましょう。

初心者の方は、まずタイプA・Bから始めるのがおすすめです。タイプC・Dは、それぞれの管理のポイントを理解して選びましょう。

※タイプA・B・C・Dは、清水園芸店独自の育てやすさ分類です。耐病性・耐暑性の2点より判断しています。

 

 

30秒で分かるインカ

作出ドイツ・タンタウ、1992年
系統ハイブリッドティー(HT)
花色鮮やかな濃い黄色。咲き進んでも比較的あせにくい花色です。
花の大きさ約10cm
花形剣弁高芯咲き。花びらの先がとがり、中心が高くなる花形です。
香り微香
開花性四季咲き。夏に休ませる場合は春と秋を中心に楽しみます。
樹高・株間樹高約130~150cm。株間は約80~100cmを目安に。
樹形木立性・直立性
向く栽培方法地植え・鉢植え。
育てやすさタイプD
生育力があります。秋の花を楽しむため、夏の水切れや鉢の高温に注意し、葉を残す管理を心がけましょう。


良いところと注意点

良いところ

  • 鮮やかな濃い黄色の大輪が、庭やベランダの見どころになります。
  • 咲き進んでも花色が比較的あせにくく、黄色い花を楽しめます。
  • 整った剣弁高芯咲きで、一輪の花にも見ごたえがあります。

注意点

樹高は約1.3~1.5mになるため、小型のバラより高さに余裕が必要です。鉢植えでは、成長に合わせて鉢の大きさを見直しましょう。

香りは控えめです。強い香りを楽しみたい方は、その点を確認して選びましょう。

病気が出ないとは限らないため、風通しを確保し、葉の様子を見ながら管理しましょう。

黒点病が出ても、慌てて葉を取りすぎないようにしましょう

○葉に黒い斑点が出ても、すぐに「枯れてしまう」と心配する必要はありません。元気な株なら、一部の葉が落ちても、新しい枝葉を伸ばして回復することがあります。ただし、落葉が続く場合や株が弱っている場合は、早めに管理を見直しましょう。

○夏の水やりだけで精いっぱいで、ほかの手入れに手が回らないなら、株数を減らすことも考えてみましょう。無理なく世話できる数にすると、一株ずつ様子を見る余裕が生まれます。

○黒い斑点を見つけるたびに葉を取ると、株が丸裸になってしまうことがあります。緑の部分が残っている葉は、光合成で株を支えています。自然に落ちるまで残すのも一つの方法です。ただし、落ちた病葉はこまめに拾って処分しましょう。

 

インカの育て方

植える場所

午前中を中心に4~6時間ほど日が当たり、風通しのよい場所を目安にします。花つきには日照が必要ですが、真夏に強い西日が長時間当たる場所では、葉や鉢が高温になりやすいため注意します。

隣の木立バラとは、株の中心から中心まで80cm~1m程度を目安に間隔を取りましょう。インカは生育すると高さが出るため、周囲の植物を日陰にしすぎない位置を選びます。枝葉が重なる場合は、さらに間隔を広げましょう。

鉢植えと地植え

鉢植え

苗の根鉢に合う鉢から始め、成長に合わせて植え替えます。成長した株では10号鉢を一つの目安に、根の張り方や水切れの起こりやすさを見て調整します。10号鉢は直径約30cmです。

8号鉢でも育てられますが、大きく育った株では水切れや根詰まりに注意が必要です。最初から大きすぎる鉢にせず、土の乾き方を見ながら選びましょう。

高さが出るため、風で倒れやすい場所では鉢を安定させ、必要に応じて支柱を添えます。移動が必要な場合は、土と水を含めた重さも考えてください。

地植え

水はけがよく、雨の後に水がたまり続けない場所に植えます。建物やほかの植物に近づけすぎず、成長後の高さと枝葉の広がりを見込んで場所を確保しましょう。

水やり

地植え

植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは、土深く水が浸透するまで十分に水を与えます。

地植えでも、猛暑と少雨が続くと水不足になることがあります。

鉢植え

普段は鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。受け皿にたまった水は捨てましょう。

真夏は朝の涼しい時間帯に鉢土を確認し、日中の水切れに備えましょう。

暑くなる日や、日差し・風が強い日は、鉢土が乾きやすくなります。表面に多少湿り気が残っていても、日中に水切れしやすい鉢には、朝に十分な水を与えます。ただし、鉢土全体が十分にぬれている場合は、追加する必要はありません。

夕方にも確認し、土が乾いていたら追加します。

雨予報でも、鉢に十分な雨が入るとは限りません。予報だけで水やりを省かず、実際の鉢土の状態で判断しましょう。

肥料

以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。ほかの肥料は、それぞれの使用方法に従ってください。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減します。

地植え・樹高1m以上の成木

  • 1~2月:寒肥300g
  • 6月頃:一番花後150g
  • 9月頃:秋の追肥150g。暑さが続く場合や弱った株は、涼しくなり生育が戻ってから与えます。

年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。送料・消費税込み。
※上記は地植え成木【樹高1m以上】の施肥例における計算です。小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。

鉢植え

3~6月と9~11月は、月1回程度を目安に与えます。7月・8月は原則として施肥を控えます。秋も、暑さが続く場合や株が弱っている場合は、再開を急がないでください。

  • 7号鉢:20g程度
  • 8号鉢:30~40g程度
  • 10号鉢:50~60g程度
  • 12号鉢:70~80g程度

▲バラ用有機肥料「ローズサポーター」の使い方・価格を見る


剪定・木立仕立て

インカは直立性の木立バラです。

○冬は株の形を整えます

東京では1月下旬から2月中旬頃が冬剪定の目安です。枯れた枝、傷んだ枝、細く弱い枝を取り除き、内側へ伸びる枝や交差する枝は、混み具合に合わせて整理します。

元気な成木は、株全体の高さをおおむね半分程度にすることが一つの目安です。外側に向いた芽を選び、その少し上で切ると、枝が内側に混み合いにくくなります。すべての枝を同じ高さにそろえる必要はありません。

若く枝数が少ない株や、夏に葉を多く失って十分に育っていない株は、深く切らず、今の高さの約3分の2を残す程度の浅い剪定にします。著しく弱っている株は、枯れ枝の整理など必要最小限にとどめます。

○春は花を楽しんだあと、葉を多く残して切ります

咲き終わった花は、実や種づくりに養分を使わせないよう、早めに切り取りましょう。

花がらを切るときは、必ず「5枚葉の上」で切ろうとしなくても大丈夫です。元気な葉を多く残し、しっかりした芽の少し上で切ることを目安にしましょう。特に弱った株は、花のすぐ下で切る程度にとどめます。

大輪を楽しむために葉を少なくする必要はありません。次の花を育てる葉を十分に残しましょう。

○夏はつぼみを摘み、株の体力を保つ。

インカは四季咲きですが、夏の花は暑さで小さくなったり、花形が整いにくくなったりすることがあります。弱っている株には開花も負担になります。

夏はつぼみを摘み、主に春と秋の花を楽しむ育て方がおすすめです。暑い夏に無理に咲かせず、葉と根を守って秋の花につなげましょう。

○夏剪定は株の体力に合わせます

夏剪定は、秋の開花時期をそろえるために枝先を切る作業です。すべての株に必要な作業ではありません。

東京では9月上旬が一つの目安ですが、その年の暑さや株の状態によって調整します。遅く切るほど、寒くなるまでに花が咲ききらないことがあります。

葉が多く元気な株は、必要に応じて枝先を5~7cmほど浅く切ります。これは葉を多く残すための軽い剪定の目安で、必ずこの長さに切るという意味ではありません。

葉が少ない株や、暑さで弱っている株は、無理に剪定せず、回復を優先しましょう。

 

暑い夏を越すための工夫

  • 強い西日や鉢の高温を避けます。必要に応じて遮光ネット、外側にもう一つ鉢を置く二重鉢、土の表面を覆うマルチングなどを取り入れます。
  • 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘んで花を咲かせず、株の負担を減らす方法もあります。この管理では、花を楽しむ時期は主に春と秋になります。
  • 高温が続く7月・8月は原則として肥料を控え、無理に成長や開花を促さないようにします。
  • 背丈が伸びた鉢植えは、風で倒れないように置き場所を見直し、必要に応じて支柱を添えます。

夏には咲かせず、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先しましょう。 
 


インカの夏のお手入れと「ばら専科」

インカは、鮮やかな黄色と整った大輪の花形が魅力のバラです。夏の葉をできるだけ残して秋の花につなげるには、水切れ、強い西日、鉢の高温に注意しましょう。

まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。

キトサン溶液「ばら専科」は、日々のお手入れとあわせてお使いいただける園芸用活力液です。

※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」の夏のお手入れイメージ(インカの品種写真ではありません)

夏のお手入れイメージ(AI制作画像・インカの品種写真ではありません)

完全・完璧を求めず、無理なくバラを楽しみましょう。

「ばら専科」は、頑張りすぎずにバラ栽培を楽しみたい方にお使いいただきたい園芸用活力液です。

 

ばら専科 1L|バラ約5株の方に

商品コード:1
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円

 

ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に

商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円


ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に

商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円


 
※株数は商品選びの目安です。使用量は株の大きさや使用頻度によって変わります。希釈倍率・使用方法は商品案内をご確認ください。
 

ばら専科 1L×4本以上はこちらからご注文下さい

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