カクテルの育て方|特徴・剪定・夏越し
カクテルは、赤い花弁と黄色い中心が目を引く、メイアン作出の半つる性のバラです。枝がよく伸びで、剪定と誘引によって木立風にも低いつる風にも仕立てられます。
一重の花を房状に咲かせ、春から秋まで繰り返し花を楽しめます。東京の暑い夏は開花を追いかけず、葉と根を守りながら秋へつなげましょう。

カクテル@ac画像

カクテル@ac画像
タイプDのバラ |
タイプDの特徴
株には十分な生育力がありますが、夏の葉傷みを少なくして秋花につなげるには、少し管理のコツが必要です。
特に真夏の西日、水切れ、鉢の高温に注意します。
うどんこ病・黒点病がでやすい傾向があります。無農薬志向の方にはお勧めできません。
初心者の方は、まずタイプA・B・Cから育て、バラ栽培に慣れてからタイプDに挑戦するのがおすすめです。
30秒で分かるカクテル
| 作出 | フランス・メイアン、1957年発表(品種名Meimick) |
|---|---|
| 系統 | シュラブ(S)、半つる性 |
| 花色 | 赤い花弁・中心は黄色(開花後に色合いが変化) |
| 花の大きさ | 約6~9cm(資料や栽培条件により幅があります) |
| 花形 | 一重咲き、花弁は約5枚・房咲き |
| 香り | 軽い~中程度のスパイシーな香り |
| 開花性 | 返り咲き。春から秋に繰り返し咲き、真夏の花数は環境に左右されます |
| 樹高・樹幅 | 木立風は切り戻して約1~1.5mを目標に管理。つる風では約1.8~2.5mまで伸びる例があります。 |
| 樹形 | よく枝が伸びる半つる性。枝を誘引することもできます |
| 向く仕立て | 地植えの木立風、低いフェンス・トレリスのつる風。鉢植えは大きさと水切れに注意 |
| 育てやすさ | タイプD。バラ栽培に慣れてからタイプDに挑戦するのがおすすめです。 |
良いところと注意点
良いところ
- 赤い花弁と黄色い中心を持つ一重の花が、房になって咲きます。
- 木立風にも低いつる風にも仕立てられ、庭の広さに合わせて選べます。
- 春から秋まで繰り返し咲き、花の中心の色の変化も楽しめます。
育てる前に知っておきたいこと
枝の伸びが強く、とげもあります。小さく保つには毎冬の剪定が必要です。育種元は病気への強さを評価していますが、東京の猛暑では水切れや葉傷みに注意が必要です。低いつる仕立てでは枝を長く残すため、木立風より場所と誘引の手間が必要です。
カクテルの育て方
植える場所
日当たりと風通しのよい場所に植えます。半日陰にもある程度対応しますが、花つきは日照によって変わります。東京の真夏は西日と鉢の高温を避けましょう。木立風は周囲に約1m以上、低いつる風は幅1.5m程度を使える場所が管理しやすい目安です。
鉢植えと地植え
鉢植え
育った株は10号前後の鉢を目安に、根の張りに応じて段階的に鉢増しします。枝が長くなりやすいため支柱を用意し、真夏の水切れに注意します。動かせる鉢の重さも考えて選びましょう。
地植え
水はけがよく、枝を伸ばす余地がある場所を選びます。低いつる風にする場合は、高さ約1.5~1.8mのトレリスや低いフェンスに誘引できる場所が向きます。
水やり
地植え
植え付け後、根付くまでは土の乾きに注意します。根付いた株でも、高温と乾燥が続き、土が乾いているときは十分に水を与えます。
鉢植え
鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまで十分に与えます。真夏は朝の水やりを基本にし、夕方にも乾いている場合は、気温が下がってから追加します。
雨の予報だけで判断せず、実際に鉢土が湿っているかを確かめましょう。
ただし、真夏の鉢バラは別です。30℃以上の高温が予想される日は、朝の時点で鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐため、朝の涼しい時間帯に十分な水を与えましょう。
雨の予報があっても、十分な水を与えましょう。予想が外れると水切れで根に損傷を生じます。
夕方にも鉢土が乾いている場合は、気温が下がってから追加で与えます。
肥料
以下は、当店のバラ用有機肥料「ローズサポーター」を使用する場合の目安です。株の大きさ、気温、土の状態に合わせて加減してください。
地植え・樹高1m以上の成木
- 1~2月 寒肥300g
- 6月頃 一番花後150g
- 9月頃 秋の追肥150g
小型の株や幼木は、株の大きさに合わせて減量してください。
年間使用量600gの場合、20kg入り7,500円で計算すると、バラ1株の年間肥料代は約230円です。これですべて賄えます。送料・消費税込み。
鉢植え
3~6月と9~11月は、月の前半に月1回程度を目安に与えます。東京などで高温が続く7月・8月は原則として施肥を控え、株を休ませます。
- 7号鉢 20g程度
- 8号鉢 30~40g程度
- 10号鉢 50~60g程度
- 12号鉢 70~80g程度
剪定① 木立バラ風に仕立てる
毎年冬に長く伸びた枝を切り戻し、必要なら支柱を添えます。東京では1月下旬~2月中旬頃、枯れ枝・細い枝・交差枝を整理し、充実した枝を株全体で約80cm~1.2mを目安に整えます。強く切りそろえるのではなく、前年の伸びと株の体力に合わせます。若株や夏に葉を失った株は、枝を長めに残してください。
春の花後は花がらを取る程度か、葉を多く残す浅切りにします。夏剪定は必須ではありません。元気な株だけ9月上旬頃に枝先を5~7cmほど整え、弱った株は見送ります。木立風は新しい枝先の花を楽しみやすい仕立てです。
剪定② コンパクトなつるバラ風に仕立てる
冬に元気な長い枝を数本選んで残し、高さ約1.5~1.8m・幅約1~1.5mの支柱やトレリスへ斜めにゆるく誘引します。枝の先を無理に曲げたり、固い枝を水平に倒したりしないでください。主枝から出た花枝は、花後に葉を残して浅く整えます。
翌冬は枯れ枝や込み合う古枝を少しずつ整理し、若い枝と入れ替えます。毎年すべての枝を80cmで切ると、その年のつる風の骨格が残りません。長い枝を残す分、春の見栄えを楽しみやすくなります。秋の花数はその年の気温や株の状態で変わります。枝が手の届く高さを超えたら誘引先と枝数を減らしましょう。
高温化した日本での夏越し
- 真夏は、朝の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えます。30℃以上の高温が予想される・雨天が予想される日は、鉢土に多少湿り気が残っていても、日中の水切れを防ぐために朝の水やりを行いましょう。
- 強い西日や鉢の高温を避け、必要に応じて遮光、二重鉢、マルチングなどを行います。
- 6月中旬頃から9月上旬頃までは、つぼみを摘み、株を休ませる方法もあります。この方法では、四季咲きバラも春と秋を中心に咲かせる育て方になります。高温化した日本の夏は、バラにとって厳しい環境になりつつあります。
- 7月・8月は原則として肥料を控えます。日頃の管理とともに、キトサン溶液「ばら専科」を土壌灌水に使用し、夏の生育環境づくりに取り入れる方法もあります。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。
夏に花を咲かせ続けることより、葉と根を守り、秋から翌春へつなげることを優先します。
病気の葉があっても慌てないでください
病気にならないバラはありません。カクテルは育種元が病気への強さを評価していますが、栽培環境によって葉に病気が出たり、落葉したりすることもあります。
葉が数枚傷んでも、直ちに栽培の失敗ということではありません。
病気になった葉でも、緑色の部分が残っていれば光合成を行っています。無理に取り除かず、自然に落葉するまで残してもかまいません。葉を取りすぎないことが、株の生育を守ることにつながります。
病気が広がり、株の生育に影響する場合は、バラ用農薬を、ラベルに従って適切に使用してください。
カクテルの夏管理に「ばら専科」
赤と黄色の花を長く楽しむためにも、夏の水切れ、西日、鉢の高温に注意して、葉をできるだけ残します。長い枝を使う仕立てでは株全体を遮光しにくいため、植える場所を先に考えておきましょう。
まず大切なのは、水やり・日差し・風通しなど、バラが育ちやすい栽培環境を整えることです。
キトサン溶液「ばら専科」は、こうした基本的な夏管理とあわせて、バラの生育環境づくりをサポートする園芸資材です。
※「ばら専科」は農薬ではなく、病害虫を防除するための商品ではありません。

キトサン溶液「ばら専科」でバラの夏管理@AI制作画像
夏の水切れや強すぎる日差しに注意しながら育てるカクテルの日常的な夏管理の一つとしてご利用ください。
ばら専科 1L|バラ約5株の方に
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル1本
価格:3640円
ばら専科 1L×2本|バラ約10株の方に
商品コード:2
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル2本
価格:5400円
ばら専科 1L×3本|バラ約15株の方に
商品コード:3
商品名:キトサン溶液「ばら専科」1リットル3本
価格:7000円
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